超高断熱は省エネにあらず

まだときどき朝方は氷点下になりますが、日中はもう春の陽気ですね。
今日、弘前への高速道での車中は暖房せずとも暑いほど。
でも窓を開けるとやはり寒いぃ!!
 
その時、わが家のもうすぐ訪れるだろう冷房期間のことを思い出したので
今日はそのことをお話します。
 
わが家はこれでもか!!という程の高断熱の究極を目指し建てました。
 
ところが!?暖房期間より冷房期間が長い家に。。。
 
なってしまったのです(^^;


わが家の主だった断熱は、

壁の断熱は、ウレタン発泡の充填断熱130ミリ+ウレタン外貼り断熱45ミリ。
屋根はウレタン240ミリ

窓は、トリプルガラス(2×LOW-Eガラス、アルゴンガス入り)
(私の調べた結果では、構造と性能値で最高のサッシ)

暖房はセントラル方式の冷暖房

この結果暮らしてみてどうなったかというと生活はいたって快適なのだが・・・

当初一年目は、

暖房は12月から3月の約4ヶ月間。

冷房は4月~10月まで10ヶ月間。
(うち温暖な時期2ヶ月は運転しないので実質は8ケ月かも)

当然、特に春や秋などの各運転期間の前後は暖房も冷房も24時間運転して
いるわけではない。特に冷房にあってはほとんどが夜だけの運転。

なぜこんなことになってしまったのか
高断熱過ぎるから??

少し詳しく言うと、夕方から照明や家事、家電が稼働しだし放熱。
そして家族も集まり人体からも放熱。(内部取得熱という)
この家の中で発生する熱によってヒートオーバーに!

夜、床に就く頃には熱帯夜じゃないけど暑くて眠れない!

ここまで話すと決まって言われることは
「窓あけりゃあいいじゃん」

「そのくらいのこといくらオレだってやるだろお」
と言うのが私の決まり文句。

5月頃までの夜の外気を入れてみたら分かります。
余りの冷たさ、室内との温度差にそれこそヒートショックだ。
やっと6月と9月頃には窓を少し開けても苦痛にならなくなるので
冷房は要らなくなる。

その後照明器具等の改善などで、夜の冷房期間は2ヶ月ほどは減らした。

それでも超高断熱、北国における冷房期間の長さでは誰にも負けない!!!
という自負はある。(とは言っても自慢になってない・・・(TT)

超高断熱を目指すなら、外気導入の調節法と排気熱の利用法を同時に検討
すべき!

これがわが家から得た教訓でした。

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2 件のコメント

  • こんにちは。
    貴blogを初めて拝見いたしました。
    私は首都圏における外断熱マンション居住者ですが、
    確かに室温上昇に対して外気導入と排熱の方法は検討の余地があります。
    特に都心近くでは建物が密集しており、
    風を吹き抜けさせることも少々難しいのです。
    我が家の場合、ヒートショックが心配なほどの室内外温度差のある日は、
    レンジフードや浴室の換気扇などによる室内の負圧化をよくやってます。
    こちら側では6月や9月だと夜間しか通風が出来ません…(笑)。
    それにしても親方様のウチ、物凄い断熱スペックですね…(驚)。
    今後も楽しい記事をよろしくお願いします。

  • たけさん、こんにちは。
    おっしゃる通り、吸気を分散し換気扇にてやってみましたが、
    夜就寝中の温度調整に難あり。
    それならセンサーをとまで考えたのですが、動力を使って
    わざわざ熱を逃がすことに疑問もあり・・・
    それなら余計なことせずに空調にて温度設定することに。
    わが家は、アメリカのダクトを使用しているため、暖冷房時の
    空気音や気流を全くと言って感じないのです。なので嫁さんに
    「もう余計なことしないで!」と言われる始末でした。

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