風のデザイン

空気は温度差や気圧差で移動し風になる。
人に心地良ければそよ風と呼び歓迎し、強風・突風の類は
およそ歓迎されることはない。
 
私が空気が不思議だ!っと一番最初に思ったのは小学生のとき。
お気に入りGマークの野球帽を風に遠くまで運び去られたときだ。
空に得たいの知れない何かがいるような気がしたのを憶えている。
 
そして次に不思議だ!っと思ったのが自分の吐く息でした。


冬には雪遊びで手が凍るようにかじかんだ。家の中に入ると手袋を
外し、手にハアハア息を吹きかけるとあったかい。息を吹きかける
ことと両手をこすり合わせることを交互に繰り返しことで温度取り
戻すことができた。

熱いお茶碗や鍋に触れヤケドのような思いをしたときも同じに息を
吹きかける。しかし、同じ息でも吹きかけ方が違う。熱を冷ますの
は、ふぅーと口びるを絞り小さな突風を起こしてやる。

息の温度は同じなのに、ハアっと吐きかけるとあったかい。
口を絞りフゥーっとやると涼しい。

こんなことって誰でも親に教えられマネをして誰でも知ってる当た
り前なこと。でも、しーぼ少年には不思議だったのです。同じ体か
ら出る息なのに・・・

吐きかけは熱を与える行為、吹きかけは熱を奪う行為だが

しーぼ少年には不思議だ!という発見だけでよかった。それが何故起きる
のかなんてその時興味はない。発見した(気付いた?)事実だけで充分な
のだ。

ちょっと横道に反れてしまったかも・・・これから本論!?

住まいで風を取り込むことは、
家の空気・体温・家温??(なんて言葉はないので、家自体の持つ熱)
を奪い、人も家も涼しくしてあげる行為だ。(つまりフゥーしてやること)

この時に機能するのが一番に窓。
窓の種類の開閉方式は主だったもので10種類ほど。

外の風の具合に合わせ、室内のそよ風を実現する窓としては
縦すべり出し窓がいい。且つ開き巾を任意に固定できるタイプは
もっといい。

風のない時は、窓を大きく開け南北の温度差を利用して、空気は
室内をそよ風移動。

風の強い日は程度に合わせて、風上向きを絞り、風下向きに風を
かわすように開けてやる。そして風向きに対して斜め対角線上の
窓を開けて上げると風が強くとも家の中ではそよ風が実現できる。

風を知り共に暮らす。環境共生とはこんなことから考えた方が
親しみやすい!と思うのはおやじだけしょうか。

      環境共生に「バカの壁」を感じる”おやじ”より

あ、勘違いしないで下さいね。縦すべり出し窓はあくまで風を取り込む
ことを考えた場合のことです。勝手周りや防犯や雨など目的別に窓の
開閉方式や機能は違ってきますので。

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