基礎と鉄筋とサビと

c334e919.JPG会社の玄関先に、なんか見覚えのあるようないくつかの小瓶。
んんん!!!?これは!あの記念すべきお宝ではないか?
誰がこんなところに!
ガラスの日にでもゴミとして捨てる気だったのかなあ
営業の八木ちゃん曰く
「えっ、そんなに大事なもんなんですか?
 いやあ、捨てなくて良かったです~」だそうな・・・
私的には大共博物館殿堂入りほどに思っている大事な小瓶。
よく見りゃ汚い只の小瓶・・・知らなけりゃ捨てられても当たり前か。
記念すべき大事なものと言いながら、こんな小瓶なんてガラスケースに
入れとくほどでもなく、尚更こんなの金庫に入れるはずもないか、
と思いながらも4年前を思い起こした。


これは、4年前に還元化について実験?遊び??してた時のもの。
コンクリートを還元化したら鉄筋はサビんだろお、
と確認のためココログGの一人Rie嬢に実験させた。
釘がサビていく状態を写真で記録するようにしていたのだが、
結果は1ヶ月経とうが2ヶ月経とうが双方変らずに錆びない!
聞けば、通常コンクリートに鉄筋をサビさせないため
強アルカリ性に薬品処理しているとのこと。
確かにペーハーを計ったらかなりのアルカリ性。
「これじゃあ、結果に違いが出るわきゃないさなあ・・・」
オレの無知識で余計な実験をRie嬢にさせたことを後悔し、
「いやあ、オレが悪かった、ごめんごめん、実験終了すんべ!
 あとはもう片付けよう!」と言い、実験は終わっていたはず。
ところが、半年後の年末の大掃除の日。
 「社長!!!しゃ・ちょ・おおお!!!大変です!」とRie嬢が。
 「ちょっと来て見て下さい!大変なことになってるんです~」
小瓶を二つ手に持って見せてきた。
「・・・なんか、見憶えあるなあ・・・?」
 「春にやった実験のですぅ~」
「おおおおお、錆びてるじゃんよお!!」
「??・・・ところで、なんでここにあるの?捨てたんじゃなかったの?」
 「(。。)スイマセン、片付けるの忘れてました。。。」
と、こんな具合で、幸いにも彼女の処分忘れがこの実験の成果を生んだ。
そのとき発見した変化の状態を小瓶たちは今も保ち続けてくれている。
またこの違いを生み出すのに数ヶ月かかるから、この小瓶は捨てられない。
すでにこの小瓶たちは、今4年もの。
酒ならそろそろ、旨みが増す頃でしょうか♪
ちなみに左の小瓶が一般のコンクリートで
右の小瓶が還元化を試みたコンクリート。
一般コンクリートの強アルカリによる防錆の持続性は
いつまでもつのかは疑問という結果。
一方、未だ錆びてないコンクリートの還元化は未知数ですが、
少なくとも一般コンクリートの数倍は防錆性が高いという結果。
発見!って、狙っても中々できません
偶然の産物なんだよなあ・・・
なんて改めて思った今日の一日でした。
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