岩手の高断熱住宅に窓の省エネ

この度、当社が打ち出した新仕様”Q1シリーズ”。
その仕様は画一的ではない。
家族構成やライフスタイルによる間取り・空間の違いにより
設定を変えられるようにしている。

そして”Q1+(プラス)ECO”は、省エネ住宅の進化系をめざすもの。
+(プラス)ECOは、新築時でも建築後でもタイムリーに設置できる。
展示場も将来の家族構成や社会変化に対応できる住宅をめざした
一つのモデル。今回の”Q1+プラスECO”はその省エネ住宅版である。

これまでの日本の住宅のあり方は、家を建てた時点で
全ては決まってしまう考え方で進んできた。

そのため家族構成が変わろうものなら、間取りを変えるために
大きな費用を費やし改築されたり。そして間取りは変えてみたけど、
それでもやはり家が寒すぎるので家を建替えてしまったりと
いずれ日本の建築システム自体が費用がかかるようになっている。

日本の建築システムが住まい手の工夫や小修繕で
進化させられるようになっていないし、また業界にその情報源がない。
そろそろ、日本の住まいも容易に進化できる住まいをめざしたい。

そして、住まいながら「こうすればこうなる!」情報を発信して
いける住宅屋でありたい!

と、こう思っています。

まあ、硬い前置きはこのくらいで^^;
(私も会社のアピールをぺっこはしないとよそ者になりかねませんから)

今日は、”+(プラス)ECO”バージョンの一つ。
窓の配慮でできる省エネ効果のほどを紹介。

Q1

 

 

 

 

 

 

 

これは、以前に載せたグラフです。
(過去投稿の「住宅の断熱レベルと冷暖房費」のグラフはこちら

この設定の住宅に冷房費削減のため、
窓の日射をコントロールすると、以下のようになります。

Q1冷房費削減

 

 

 

 

 

 

 

窓のコントロールだけで、冷房費は約8.000円節約。
ここで金額は8.000円ですが、室温は同じでも
暮らしで感じられる清涼感など、金額に変えられないメリットもあります。

そして、地中の冷えを導入すれば・・・冷房費はなし!!

これは、あくまで”+(プラス)ECO”バージョンの一つでしかありません。

実験データはこれからも新築時と建築後の両方を想定しながら
積み重ねていきます。5年後10年後、暮らしの変化をみんなが
楽しんでいる姿を想像していると実験も中々楽しいもんなんですよ。

成果が得られない時(の方が多い)は、ぺっこ凹みますが^^;

5 件のコメント

  • 本日IBCで住宅性能のことを放送していました。
    次世代型住宅の特徴は換気に熱交換をしていることが第1のようでした。
    そして,断熱材と窓の性能を上げること。
    Q1シリーズもこの方法をとっているのでしょうか?
    熱交換式の換気扇なら建築後でも交換はできそうですが。

  • hiroさん、確かに放送があったようですね。
    録画してあるのですが、残念ながらまだ見ていません^^;
    換気による熱損失を抑えるには、
    熱交換方式と排気熱利用があります。
    断熱自体も、換気方式でもそうですが、
    その家庭により断熱以外に重要視される項目で
    要素を変えられるようにしています。
    昨日投稿した「画一的ではない」というのはそういう意味です。
    建築後でも熱交換(簡易方式)に変えられますが、
    hiroさんの場合、あと2年後以降の方が良いと思います。
    詳しくは後で直接お話できる機会にでも。

  • 私も今変えようとは思っておりません。いろいろと情報を集めて動向を見定めようと思います。
    もう一つ面白そうと思ったのは,断熱ブラインド。ブラインドが立体となっており,間に空気が入るためその空気層が断熱するものです。なるほどなあと思いました。

  • hiroさん、私個人的にはブラインド好きなんですけど、、、
    自分家では私のブラインド案は却下されました(悲)
    ブラインドの欠点の一つを補った断熱ブラインドは
    確かにおもしろいと私も思います。
    カーテンとの違いをいつか検証してみたいですね。
    しばらくはムリかな。。

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