ウィンターガーデンの日射調整

近所の桜の木にも、一つ二つの花びらをつけた様子。
やっとここさ、春を実感できる季節になりましたね^^
そして、春の陽射しを心地いいと思えるのも
悲しいことにほんの少しの期間でしかありません。
それ以降は陽射しはやっかいなものに変わってしまいます。

そろそろ住まいの周辺を何とかせねばと、
ガーデニングやらに手をかけはじめた方も
いらっしゃるのではないかでしょうか。

今日は、そんな方にはほとんど参考にならない?
かもしれませんが、ウィンターガーデンの陽射し調整法を。
冬にはかなり快適空間として寄与するウィンターガーデンですが、
そのままだとこれからの季節は何とも耐え難い。

当社ウィンターガーデン実験棟のデータでは、
この時期、40℃を越える熱気を抱えることになる。

せっかくの空間を年中使いたいと思うのは誰しも同じはず。
そこでドイツのウィンターガーデンに観る
日射のコントロール手法を二つ紹介します。

以前もチリポリとお伝えしましたが、季節柄、整理の意味で^^;

ウィンターガーデンウィンターガーデン2

右と左のウィンターガーデンは、似たように見えますが
よく観ていただければ違います。

屋根面に注意して観て下さい。

左写真は、日射を屋根上のスクリーンで遮るタイプ。
スクリーンは写真には写っていませんが、
両端にスクリーン用のガイドが飛び出ていることから分かる。

右写真は、屋根面の換気窓により熱気を抜くタイプ。
遮るスクリーンを外に取り付けはしませんが、
このタイプの場合、屋根下にスクリーンをたわませているケースが多い。

そして、壁面の日射遮蔽対策ですが、右側写真のものはこんな感じ。

ウィンターガーデン3

蔦を這わせるような仕掛けです。
夏には蔦が這い、日射を遮る。
その蔦も冬には枯れ落ち、陽射しを採り入れられる。
四季を知り、植生を暮しに活かす。
まさに自然との共生じゃないですか。

そして、写真をもっとよく観て下さい。
ネット?の下の方を持ち上げているのが分かりますか?

通気を取り込みやすくするためですよ。
この利点は、スクjリーンの場合と同じように
日射遮蔽層に通気が流れやすくなり、熱気を逃がしやすいこと。

下部が開放されているため、湿気対策にもなる。
と、勝手に解釈いたしました^^;

というのも、これを?と見た瞬間、
あれ?あのオーニングのタイプと同じだ・・・
と思ったからです。

日除けオーニングオーニングドイツ

窓オーニングでは、より高い日射遮蔽率をもち、
下部開放部から通風を取り込めるタイプ。
左は当社住宅展示場の写真。
 (註:このオーニングタイプは窓の開閉が外開きでは利用しにくい)

こうして、オーニングと蔦の手法が繋がるなんておもしろいでしょ。
自然を利用してきた昔からの知恵が、このようにオーニングなどの
エコ製品に活かされているんでしょうね。

ウィンターガーデンでなくとも、
テラス戸の日除けならば使える手法かもしれませんよ^^;

ウィンターガーデンを得意とする岩手のハウスメーカーなら

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