住宅も素材も過程重視。

海外への出張目的の一つに素材探しがある。
原素材から加工品まであるが、ほとんどは加工品。
だから最終的な素材選びはその製造現場を見ることがポイントとなる。

先日の訪問先の一つにロートアイアンの工場があった。
ロートアイアンは室内で使用する際はそれほど問題はない。
ところが、屋外での使用となるといずれ錆びるときがくる。

ロートアイアンは錆びる。否、いつかは錆びる。
それはいつか。
いつまで持つかなんて完成品を観ただけではわからない。

使ってみて、3年で錆びたとか10年大丈夫だったとか
使用経験でしか判断できないことになる。

塀のフェンスなどに使用するなら、錆びても補修だけで済ませられるが、
住宅外部に付随した場所、バルコニーのフェンスや
窓のフラワーボックスになるとその錆は外壁に取り付いてもしまう。
この錆が家を建てて数年で起きたらたまったものじゃない。

もし、使用経験なしでもその製品の良し悪しを知ろうとすれば
製造工程をみて判断するしかないわけだ。

特に弱い溶接部分の小まめな下処理。
メッキ処理から錆止め。
焼付け塗装後の細かな処理。
と大きな工程と工程の間にある手間のかかる作業。

ここまで配慮されているなら大丈夫だろう、
そう思わせてくれた工場だった。

家づくりも同じで、完成品を見てもわからない。
現場でしかわからない小まめな作業がある。
耐久性や断熱性能にかかわる小まめな作業。
デザインに関わる仕上げ工程でもそれは同じ。

家に住んでみてからでしか家の良し悪しがわからないなんて
そんな家選びはリスクが大きすぎるでしょう。

家選びも工事途中をじっと観てればわかってくる。
見えないところにどんな配慮された作業が施されているか。
もし観ても分からなければ聞けばいいだけのこと。

これから家を欲しいと考えてられる方は、ぜひ工事現場を観て下さい。
つくり手の物語に触れることができるはずですから^^

ロートアイアン

それにしても

この工場の社長って、いい顔してたよなあ。。。

いい顔がいい仕事をさせるのか
いい仕事がいい顔つくるのか

どっちなんだべね^^;

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