家づくりの現場

お客様に、「工事中の家を見たい」と言われると、

 えっ、 工事中の現場を見ていただけるんですか!?
 ええ、もちろんです。いつでも、どこでも、ご案内いたしまっせえ!

とは言わないですが(笑)、
それほど現場を見たいと言われるのは、私にとってうれしいことです。

工事中の構造などに興味があるのは一般的に男性だけど、
それでも興味を持つ人は年々少なっているような気がします。
完成の家と違い、現場は暮らしをイメージはできませんからね、
わかるような気はしますが、ちょっと寂しい気はします。

どんなことを言っても、実践するのはいずれ現場。
机上ではない。

事件は現場で起きてるんだあ!!の台詞じゃないけど、
家は現場でつくられてるんだあ!って感じかな^^;

どんな図面を描こうが、現場で実践されなければ意味がないし、
素敵な家と暮らしを支え続けるのも完成時では見えない配慮あってこそ。
だから、現場で実践されているのを見てくれる方は大歓迎です。

たとえば、壁とか屋根や床の断熱厚さとか見るのもいいけど、
それ以外のところを見てもらったりなんかしたら・・・
うれしいかもしれない。

断熱

写真のような床回りなどの断熱処理は、
隙間ができないように施工するから、
一番神経使うし手間暇かかるところの一つ。

こういう裏方の作業って、
やってる当事者(大工さんとか)は、
気づいてくれるだけで次の励みになったりもしますからね。

こういうところにこういう素材を使い、
強度を保つ工夫がされ、耐久性を司る湿気対策が施されていて、
断熱が強弱できないようバランスに配慮されているんだなあ、とか。

同じ材料でも仕上げに配慮する目的を持って使われると、
こういう風に使われるのかあ、とか。
そんなところを知ってもらうのって、私たちにはうれしいことなんです。

見えないとこに対する安心ってのかな。
見て理解できなくても、
へえ~、なんか安心できそう♪だけでもいいじゃないですか。

自分の家のことや、なるかもしれない家のこと、
ちょっと見ておくだけでもいいと思いますよ^^


<一匹のハエと私の失態・・>

昨日は一匹のハエに悩まされた。
最初は、午前のお客様との打合せ時に現れた。
テーブルを囲む私たちの頭上を、ちらちらと視界をかすめたかと思うと、

ぴとっと頭に止まる。

パッと手で払うと、またちらちらと飛び回り違う人に・・・ ぴと。

打合せ中、そんな状況が続くと話に集中もできない。
二度三度までなら我慢できるが、四度五度目ともなると、
さすがに、仏の私でも我慢できず、ぺっこ懲らしめねば!って気持ちになる。
ハエたたきがあったはず・・と、探したがみつからない。
なので、いつも使っている団扇で懲らしめることに。

テーブルに戻ると、ふてぶてしくもまだお客様にちょっかい出していた。

 よしよし、そのままそこを飛んでてくれよぉ。

 ジィーッとみつめて、私の眼が攻撃目標捕捉。

 ハエの動きを読み・・・

 エイッ!!

 団扇は確かに、空を飛んでいるハエを捉えた!

と思った瞬間、

パン!と軽い音。

ああっ!?

と思った時にはもう、
お客様のあたまを同時に叩いてしまっていた。
不注意とはいえ、なんちゅう大それたことを。。;;

後悔すれどすでに遅し。
お客様は笑ってくれましたが、私はもう身の置き場のない気分・・;
Kさん、ほんとうにすみませんでした。

当たりの感触では、ハエは致命傷になんて至っていないはず。
だけどびっくりしたのか、とりあえずハエの邪魔はなくなったので、
気持ちよく打合せ再開。

そして、午後の打ち合わせは何事もなく平穏に過ぎたのだが、
夕方の打ち合わせになぜか再び思い出したように登場・・
(忘れてたのに。。)

このやろ、またきたんかい。

そう思い気構えたけど、
お客様が1、2回手で払ったらその後は見えなくなった。
他の打合せテーブルを飛び回っていただけかもしれないが。

そして、夜。
2階でのデスクワーク中、3度目の登場。

おい、おまえ。
ここまで(二階)きたのがよお・・;
参ったなあ、朝から晩まで神出鬼没だべ、おまえは。
今日は疲れだがら相手っこする気力なんかもうねえべよ。

と、1回払ったらすんなり他のスタッフの方へ飛んで行った。
お、いいぞ。そっちで遊んでくれな。

ハエも言うこと聞いてくれんならなあ・・・
一匹くれえなら、ペットにしておいてやってもいいけんども、、、

いずれ昨日一日、ハエに悩まされた一日でありました。。

そう言えば・・
今度また来たら、ハエ取り紙でも吊るすべがな?
と思ったのですが、
今でもハエ取り紙なんて売ってるんでしょうかね^^;

岩手の高気密高断熱住宅なら。

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