南欧の高断熱窓の性能表示

日本の窓にはガラスの断熱性能区分が4段階。
☆マークの数で判断できるようになっている。
これはあくまでガラスのみ。
窓枠は素材別で窓全体での性能数値区分ではない。

個人的には世界の中で、高断熱サッシと言えば、
「やっぱ、カナダか北欧だべ!」Kらいのイメージを持っていた。
しかし、今回、フランスの住宅展示場などで見かけたサッシに、
私のイメージは覆されてしまった。

フランスの断熱サッシ

これはペアガラス窓。
しかし、ここで注目すべきは窓枠の構造。
そして個人的に興味を持ったのが窓台が一体なこと・・

そして更に上の断熱性能を持つ窓もある。

 フランスでこれかよ・・

と、ちょっとショックを受けましたね。

これはお国柄、地域柄なんでしょうけど・・・

日本の窓との性能格差が一番わかりやすいのが、
偶然見つけた性能表示ラベル。

南欧サッシ:断熱性能表示

日本なら、

ガラスの断熱性能 U値2.33以下なら最高等級の☆☆☆☆(☆四つ)。
(サッシ全体の性能とすればU=2.8弱位?)

それと比べて、フランスでは性能表示区分は6段階もある。
そして、もっと驚かされたのがその区分レベルの高さだ。

ラベルはガラスのみではない、窓全体の断熱性能で区分していて、

 [Uw=1.8]で、Cランク

 [Uw=1.6]で、Bランク

 [Uw=1.4]で、最高等級のAランク、だった。

最高表示等級で、
なんと、日本の2倍の断熱性能が要求されているのである。
Dランク以下は展示されておらず、
日本の最高レベル程度は論外ということらしい。。

フランスでこれですから。。 ほんと、恐れ入った。

もし、日本の窓を世界の中でランキングを付けるとしたら・・・

  今、ランクはどこら辺なんだべ?・・

サッカーのことを思い出し、
そんなこと考えたらちょっと寂しい気分になってしまった。
(ランクに意味などないけど)

世界を観て今の日本を知り、
次のあるべき日本の家を考える。
とっても大事なことですね。

南欧のような家を建てる岩手の注文住宅なら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です