勝手にライバル

チャリにも体がやっと慣れてきた。
１０日目くらいまでは軽く筋も痛い感じだったけどそれもなくなった。
ただ、やはりこの時期の朝の空気は寒い。

これまでチャリなんて、
陽気のいい時期に気が向いた時しか乗ってなかったからね。
陽気のいい時なら下り坂でペダルも踏まずに切る風は最高。
だけど、今の時期は風が痛いんだ。
楽しみのはずの下り坂もついブレーキを握ってしまう。

通学の高校生なら、こんなの毎日のことなんだよなあ。
おれだって、高校性までは当たり前なことだったのに、、
おとなになってなまっちまってたよなぁ。
鈍ってるのは体力だけでなく精神力もだってことだべ。

てなことで、ガソリンは入れられようになってきたけど、
まだもうちょっと頑張ってみようかと。
少なくとも心身ともに当たり前になるまでは。

そういえば・・・私の乗ってるチャリは私のではない。
事務所にずっと置いてはあったものだけど、正確にはココログの持ち物。
図々しくも自分のものであるかのように乗り回している。

で、このチャリは折りたたみで変速なし。
今まで気付かなかったけど、どうやらこのタイプは遅い？
そのスピードが気になりだしたのが、数日前の朝のこと。

私が標準スピードで平坦な道を走っている時、
スーっと追い越して行ったチャリがあった。
早い・・
それは俗に言うママチャリ。
そしてそれに乗っていた女性もどう見ても私より年上とみた。
普通に漕いでるように見える・・のに、おそらく倍速だろ！？

ちょっと待て。俺の標準スピードってほんとはとろいわけ？
疑問に思った私は追いついてみようと速度を上げてみた。
でも、　すぐあきらめた。
彼女にはとてもかないそうにない・・と。

颯爽に走り去るそのうしろ姿は、正にママチャリの達人に見えた。

それからだ。
ずっと、自分の標準速度が遅すぎるのか。。
それだけ筋力衰えてるわけ？
それとも・・・チャリの違い？
と落ち込んでいた。

そして今朝、またしてもママチャリに追い抜かれた。
見事なほどの追い抜きだ。
で、今朝はまた新たな疑問が・・

あのスピードで走ってて寒くないのだろうか。
特別仕様の防寒着でも仕込んでるわけ？
と負け惜しみな私。

いずれ、すべてにおいて負けてる感じがする。
ここでチャリ通勤に新たな目標ができた。

いつかあの達人と、並走すること。