家の、技術開発の記憶

今日午前工場にて、現在進めているプロジェクトの打合せ。
そこで並行作業している案件の状況確認も。
ここで次の段階へとイメージをすり合わせしようとしたその時、

 ありゃあ、ずっと以前一緒にアメリカに行っだどき見た、
 あの工場のはどうなってだっけぇ?

と、秀ちゃんが口にした。

  あんどぎがあ、
  ・・・・ わがった、
  たすかしゃすんあったあずだがら、探すてみっからさ。

てなことで、古い写真を箱から取り出しお宝探しを^^

あったあ! これだべ。

なんと20年以上も前の写真です。

アメリカの工場

 

 

 


ドア加工の工場視察時の写真が10枚ほど。
当時はアメリカの技術に追いつこうと、
余りにたくさんのことを同時にやろうとしていたので、
このプロジェクトは1年も経たずに取りやめになってしまった。

ちなみに、左写真の左が私で右端が秀ちゃん。

日本でなら、訛ると恥ずかしいけど、
向こうでは気にもならないので方言丸出しで会話してました(笑

ベスト写真があったので、この後の進捗が早まるかもね。

そして、お宝ついでに当時探っていた家の断熱技術も紹介します。

カナダの住宅断熱パネル(1)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはカナダの住宅断熱パネルの工場。
この写真は、柱をつくっているところです。
柱のヒートブリッジ対策でスタッドを平に使い断熱材を挟み込んでいます。
これには、かなり感動したものです。

カナダの住宅断熱パネル(2)

 

 

 

 

 

 

 

ヒートブリッジとなる全ての構造部材に断熱材を挟み込んでから、
写真のような断熱の壁パネルをつくるわけ。

20年以上も前ですからね。
日本なら、ヒートブリッジという言葉すらまだ住宅業界にはなかった頃ですよ。
未だに、これほどの発想で作られる断熱パネルを私は日本で知りません。

こうしてみると、私たちは20年以上遅れているのかもしれません。。

アメリカの高級住宅

 

 

 

 

 

 

 

これは当時撮ったアメリカの邸宅の写真。

材料を輸入するだけでは意味がない。
材料と共に、その周辺に持つ技術やノウハウも輸入しなければ!

当時そう思って行動し始めた時期かな。

当時はできなくても今の知識や経験でならできることもありますからね。
ぺっこずつでも、進化したいものです。

ちなみにこれらは、91年から93年にかけての写真です^^;

最後に、

手仕事なお家

 

 

 

 

 

 

 

施主さんの手仕事です。

プロの手から、施主の手に。

ノウハウやツールによって、家がもっと施主さんに近くなる。

小さいけれど、こんなことも小さな技術の進歩かもしれません。

 

 

アメリカの家のようなデザインで建てる岩手の注文住宅なら。

 

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