100%の意味

ここ数日寒い日が続きますねえ、、
今朝の最低気温 ‐3℃でした。

いつから始めようか・・・
と悩んでいた事務所駐車場の野良仕事のタイミング、
未だつかめないままです(笑

自然素材100%

先日漆喰を浸けおいた容器がきれいに凍ってました・・


ここでなぜ浸けて置いたかということについてぺこっと。
まず一般には容器を洗いやすいということが言えます。
ですがそれも自然のものであればこそで、幾分でも樹脂が入っていると
凝固してしまって洗えなくなるのですぐに洗い落すのが重要になります。

ところが100%無機材、自然の中にある骨材や粉末だと、
数日後、静かにこの上澄みの水を切り、攪拌すると漆喰は再度使えるようになる。
漆喰って浸けおきで鮮度を保つ野菜みたいでしょ。
自然素材100%であることってこういうことだったんだあ!
と知った時は感動しましたね。

雪

先日の朝の雪。

あられ

今日のあられ・・

お天気報告はどうでもいいわけで、、、

そんな中私はと言えば・・・

温度計撤去

温度計7個の撤収に、

放熱チェック

昨日セットしてみたPX-Ⅱ最後のプチ検証である放熱チェック。
接着面の熱伝導が予想より悪く、これはイマイチ物足らない結果かな
アメリカで見たジェルタイプがいいのかもしれません^^;

そして最後の作業は、
冒頭の寝かせておいた漆喰を生き返らせての
一部気になる壁のひび割れ補修をサクッとやってしまいました。

今日はそのビフォー&アフターを。

しっくい補修1

作業前のひび割れ状況。
コーナーテープに沿って出てしまったようです。
実際は縦のひび割れなので、そのイメージで見てください。

しっくい補修2

処理直後。
作業は10分程で終了。

しっくい補修3

帰り際一時間経過?後なので、まだ乾ききっていません。
これを乾ききった明朝にでも、乾いたタオルで軽~く触れる程度に撫でる、
すると痕跡を見つけることなどまったくできないくらいの仕上りになるわけ。
てんどの悪い(手先の不器用な)私でもサックリできてしまいます^^

これは一般の塗り壁材ではこうはできない。
盛り上がった或いは色合いの違う補修痕が残ってしまうのです。

施工しやすい樹脂入の塗り壁材は割れにくいけど、割れたら補修に難あり。
施工はぺっこ大変、樹脂より割れやすい傾向はあるけど、割れても補修は簡単完璧。
あなただったらどちらを選ぶでしょうか?

私は過去の経験上、絶対に割れない塗り壁材なんて出会ったことがない。
ヨーロッパに人たちは100年200年と経年美を楽しみながら家を維持するのが当り前なので、
何百年もの間、研究に工夫を重ね100%を熟成させてきた技術なんだなあって思いますね。

オレンジジュースだって、果汁10~100%まである。
味だけ欲しいならケミカルでもいいけど、カラダのためなら100%を選ぶ。

日本は手のかからない完璧な既製品を求めて結果修繕にリフォームにお金がかかる。
挙句、30年程で建替え。

欧米は完璧なものより、自分たちで手をかけ続けやすいものを求め、
100年200年素敵に住み続ける。

私たちつくり手もそう、
簡単につくりやすい売りやすいを選ぶか、手はかかるが維持しやすいを選ぶか、
それが家づくりの分岐点でもあったり。

何せ、こういうのって見えないものだから、
家を買おうとするときにはわからない。
住んでみて、住み続けて気付き感じることしかできない領域。

だから、知っているつくり手としては是非とも守りたくなるわけです^^

 

 

岩手の注文住宅なら。

 

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