スペイン漆喰の外壁色探訪

先日の視界から、スペイン漆喰での外壁仕上げの風合いを探ってみる。

スペイン漆喰の彩り(1)

スペイン漆喰の外壁色(1)


細いラインのアイアンのフェンスの組み合わせは漆喰に妙になじむ。
鉄板なんでしょうか。
加えて、足元に石を張っているのもいい。

この風合いを見て、数年前にサンフランシスコで人気だったスペインスタイルの家を思い出した。
それだけアイアンて、スペインスタイルの家ではデザインポイントなのかもしれません。

スペイン漆喰の彩り(2)

スペイン漆喰の外壁色(2)

門扉内の床にはタイルが敷き詰められていて日本人的には一見贅沢に見えるが、
スペインはとにかくタイルが安い、からではないかと。
奥に見えるガレージドアは、かなり上部のR曲線を絞りこんでいるのが印象的。
奥の一段高い宅地に立つ家の煙突仕上げも、漆喰で表現できる。

スペイン漆喰の彩り(3)

スペイン漆喰の外壁色(3)

ピエドラ仕上げ・・
これは数年前に事務所裏にてチャレンジしてそれなりに仕上がったものの、
自分の作業方法に納得できず、そのままとなっている仕上げ法。

このGWにでも、再チャレンジしてみるか。

スペイン漆喰の彩り(4)

スペイン漆喰の外壁色(4)

これも同じくピエドラ仕上げ。
色合いが変わるだけで随分と風合いは変わるものです。

スペイン漆喰の彩り(5)

スペイン漆喰の外壁色(5)

これは海っぺりのマンション、外壁色を参考にと撮ったもの。

スペイン漆喰の彩り(6)

スペイン漆喰の外壁色(6)

こういう濃い色を外壁にふんだんに使えるのは羨ましい限りだべ、、
と溜息まじりに撮ったものかな^^;

というのも、色はペンキ類のような有機素材ではなく、
色は自然界から得られる無機素材にこだわることになる。
だから環境を汚さず家の耐久性も高くなるのはいいのだけど・・・

いかんせん、無機素材で色が濃ければ濃いほど量は必要になるわけで、
そしてもし、その色が希少な鉱石から得られる色となれば・・・
あっけなく数倍のお値段になってしまうというのが悩みどころなわけ。

良い素材があっても、皆が使えないのでは意味がない。
できるようにし、使えるようにするのが私らの仕事だろ!
と自分に言い聞かせている。

でもね、、
届けたいものだけはたくさんあるのに、自分の未熟さ故に届けられない。
そのもどかしさに我ながら情けなくなることもしばしばなんですよ。

いつかは・・・ね、

よっ、漆喰の魔術師!

なんて、呼ばれてみたいものですね、ほんと(笑

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