住宅の暖房費を左右する自然温度差

先日、スタッフたちと話を聴いていて、

「冬に家の中が寒いのは当たり前」

「冬、お風呂に入るのに脱衣所は寒い場所なのは当たり前」

「冬に足が冷たいのは当たり前」

「お布団に湯たんぽは欠かせないのは当たり前」

「冬に結露・カビは当たり前」

冬の家では当たり前過ぎて、そんなことが変えられるなんて考えたこともなかった、

この会社に入るまでは。

というもの。

なに、湯たんぽって、、、なっづがすぅべ!!
それって今でもあるの?
昭和なボクらなら子どもの頃、あんかや湯たんぽ当たり前だったけど・・

そ、そうなんだあ、

住宅を変えられたら、それら冬にある苦痛が無くなるなんて、

そっかあ、

考えたこともないかあ、、、

まあ、そりゃそうだよね、ボクだってこの仕事に就いて、
住宅の断熱を上げたら暖かくなるってことは知っていたけど、ピンと来てないところがあったからなあ、
そう、アメリカの家に出会うまでは真剣に考えたこともなかったかもしれない。

暖房を止めても、家中どこも暖かい家って・・・

どう伝えたら、わかりやすいんだべ?・・・

そんなことで実験棟のデータから、考えてみた試案。

住宅の自然温度差:日射

実験棟毎に暖かさ(断熱性能レベル)は違う。

例えば、
アバウトに外気温の平均温度  ‐4℃
一般高断熱住宅   平均温度  0℃  自然温度差 4℃
超高断熱住宅    平均温度 8℃  自然温度差  12℃

実験棟の場合、この温度差は断熱レベルの違いによって、
日射しの熱っこだけでこれだけの温度差が生まれている。

生活していない家というこでイメージしてください。
生活せず、暖房するなら赤文字の範囲を暖めることになるわけ。

それに、人が生活すれば人体、家電・照明や炊事などで熱っこが出る、
この生活する上で発生する熱でも、日差しと同じように温度差が生まれることになる。

住宅の自然温度差

すると、暖房しなければならない温度範囲、すなわち暖房費は数倍の違いになってしまう。

1℃や2℃分を暖めるか、14~15℃分を暖めるかの違い。

あなたなら、

燃料というお金を湯水のように使って14~15℃分を一生暖め続けるか、

子どもの小遣い程度でどこでもホットに過ごすか、

このことを知ってると知らないとでは、
人生を大きく変えてしまうのではないのだろうか。

家づくりは人生の分かれ道、とは考えたくないけど、

大事なことなのは確かかと。

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