男の隠れ家

小さい頃、押入は隠れ家のような存在だった。
それが小学生くらいになると、裏山の林に隠れ家を自作するようになり、
場所を変え、いくつの基地をつくったかも今では憶えてないけど、
いずれどの基地も日が暮れるまで妄想を拡げられる自分だけの秘密基地だった、
ことは間違いないかな。

それは大人になっても変わらい。

家づくりでも秘密基地を求める男性って意外と多いかもしれません。

先日、施主さんが送ってくれた一枚の写真。

男のガレージ
お気に入りのバイクの基地であり男の基地でもある空間をバージョンアップした様子です^^
2台のビルトインガレージの一角にバイクスペースを設けた家です。
そのスペースはバイクのみならず、コ型カウンターを設置して
好きなアイテムに囲まれた中でコーヒーを飲みながら、

次はどこに手をかけようかあ♪

今度はどこまで足を延ばそうかあ♪

いつかは・・・あそこまで行きたいよなあ。

そんな実現したい夢を妄想する場所だと私は思っていました。

今回、ガレージソリューションという壁掛け収納システムを
自ら取り付けた状況の写真を送ってくれたのです。

な~んかいいですよね。
こういうのって、男のモチベーションです。
癒される空間とは違う、こころがアクティブになる感じでしょうか。

男にはそんな妄想を繰り広げる場所が必要だと私は思っています。
私の場合は”妄想するお籠り部屋”と言っていますが(笑
万人がそうだとは言いませんが少なくとも憧れはあるのではないかと^^;

男の隠れ家(1)
秘密基地には好きなものを並べて自分のモチベーションを煽る。
最初はグリコのおまけのコレクションを押入に隠し、
いつしかこづかいで有料の何十円かのプラモデルを買うようになり、
その後リアルなミニカーのコレクションへ。

おとなになればなったで、
書棚に楽器に楽譜やレコードに囲まれたり、スラムダンクとかね、
長編コミックに囲まれて過ごすお籠り部屋に憧れたりするわけです^^;

きっと、自分を育ててくれた時間のアイテムに囲まれて過ごすことで、
次の妄想を描けるのかもしれません。

男の隠れ家 (2)ここにはどんなものが据えられ、ここでどんな妄想に包まれるのでしょうか。

以前、ログハウスやトレーラーハウスに興味を持ったことがあります。
興味を持ったまでで終わってしまいましたが、
今考えると、それも隠れ家への憧れだったのかもしれません。

いつもと違う時間を過ごす、
ほんの少し日常から離れる時間、
そんな場所を家の中につくるのも一つではないかと。

手近なところで私が大事にしているのは、
皆でバーベキューで過ごす時間はもちろん好きですが、
そのあとひとりで、残り火を眺めながら過ごす時間♪
私にとってこの時間て、男の隠れ家的時間の感覚と同じ(笑

家づくりの前に、一度だけでもいい、

籠れる場所、籠れる時間を妄想してみるのもいいかもしれません^^

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