春の七草と、海を渡る植物たち

オオイヌノフグリとコハコベ

 

こんにちは。

今日は天気が良かったので、朝は新入社員の皆さんと一緒に

大共ホームのお庭の草取りをしました。

 

親方は、大きな庭木の剪定を…

気を付けて歩かないと、頭上から間引きされた枝が落ちてくるので要注意です((+_+))

 

春の陽射しを受ける雑草たち…

芝生が立派に育つためとはいえ、可愛い花をつける野花を引き抜くには少々勇気が要ります。

 

まず見つけたのはお馴染みのこの子。

 

オオイヌノフグリとコハコベ

 

みなさん一度はみたことがあるであろう、オオイヌノフグリ

青い小さな花が群れて咲くから、可愛いし見つけやすい春の花ですね。

 

よく見ると、間から顔をだしているコハコベも見えます。

ハコベは、春の七草でいう「はこべら」なので有名かもしれません!

 

私もよく思い出せなかったので、調べてみると…

 

春の七草

・「せり」セリ

・「なずな」ペンペン草

・「ごぎょう」ハハコグサ

・「はこべら」ハコベ

・「ほとけのざ」コオニタビラコ

・「すずな」蕪

・「すずしろ」大根

 

 

七草粥、つくってみようかなあ。

旧暦の1月7日に食べるそうですが、そうすると今は2月22日に食べなければいけなかったことに…

 

まだハコベも雪の中だよ…

 

 

 

そして、こちらもきっと見たことがあるであろう、

ヒメオドリコソウとミチタネツケバナ

 

ふわふわの産毛と紫の小さな花が可愛いヒメオドリコソウ

 

間に茎を伸ばしてきている(見えない?)ミチタネツケバナ

 

 

事務所の周りの土は少し乾燥しているようで、

乾いた場所でもよく育つ植物たちが群れをなしています。

 

 

どれもよく見たことのある雑草なのですが、

調べてみると、どれも日本の在来種ではないことに驚きました… (-“-)

 

ハコベは、“ミドリハコベ”などの在来の種もあるようですが、

事務所に生えるのはコハコベというヨーロッパ原産の帰化種。

 

 

そういえば小学生のころ、学校のにわとりが喜んで食べていたハコベは

もう少し葉が柔らかくて茎も緑色でした。

そちらがミドリハコベなのかあ。

 

大共ホームのお庭にいるハコベさんたちは

茎が少し紫がかっていて、比較的硬い。

こちらがコハコベの特徴のようです。

 

 

オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ミチタネツケバナ

いずれも自然分布はヨーロッパの帰化種だそうで…

 

帰化が大きく広がったのは明治時代。

 

 

明治以前の日本の野原は、今の日本の野原と

植物のラインナップが全く違うのでしょうね…

 

もはや日本固有種を探す方が大変です(+_+)

 

 

 

以上、ヨーロッパから窓を輸入している大共ホームのお庭には、

同じくヨーロッパからやってきた植物たちがたくさん生きていたのでした。

 

 

7号