ああ、窓がきれいですね。

岩手の住宅の窓をもっときれいにできたら。

先日の打ち合わせでより近いイメージをと、これまでの施工事例をお見せした。


その時の住宅の外観写真。

この写真を見て、「窓がきれいですねえ!」と言ってくれた。

この”窓がきれい”という言葉は、私にとって最もうれしい誉めことばかもしれない。
私たちが大事にしている部分に気づいてもらえて、それがきれいだと言ってもらえる。
こんなうれしいことはない。

国内サッシは一般の住宅では外付けサッシか半外付けサッシという取付構造でサッシ枠が外壁より外側はみ出る。だけど当社における標準サッシは内付けなのでサッシ全体が外壁仕上げ面より、奥まった位置に取り付けられている。

欧米の住宅はなぜきれいに見えるのか、と探っていた当時、全体のデザインもそうだけど、気づいた大きなポイントが窓だった。アメリカ住宅なら、建具とガラス面を横ラインで揃えるよう誂えられた連想窓だったし、ヨーロッパの住宅なら外壁より奥まった窓だった。

今日立ち寄った岩手県滝沢市の住宅工事現場で、

先日の打ち合わせでの”窓がきれい”の言葉を思い出しながら

 単純に、窓が奥まっているから。だけではないのかもしれないなあ。

と、しばらく眺めながら考えてみた。

岩手の住宅で主流となっている国産の半外付けサッシは、

 屋外側から・・・

 サッシ枠の突き出し → 外壁仕上げ面 → 建具枠 → ガラス面

というように窓枠周辺で出たり入ったりしてしまう。

これが当社のドイツサッシのドレーキップ窓だと、

 屋外側から・・・

 外壁仕上げ面 → サッシ枠面 → 建具枠面 → ガラス面

というように、外壁も含めた開口部外側から内側へ順に奥まっていく。

だから窓の表情が和やかになるのではないかと思った。

そして確信はないが、もう一つあるとすれば・・・
サッシと壁の小さな丸みも一つにあるかもしれないなあ、と。

窓外周から第一の曲面が外壁の折り返しの丸み。


そして次に、外側からサッシ枠の丸みから建具の丸みへと段となり一番奥まったガラス面へと繋いでいいく。これもさりげなくきれいに見える一つの要因ではないのか・・・

なぜ、そう思ったかというと、

窓周囲の室内側で壁の折り返し部分に丸みを持たせると・・・

この時の丸みにある印影に感じた感覚を思い出したから。

私の感じるこの窓に対する感覚は人によって大した話ではないだろうし、
単なる私の親バカ的なひいき目でしかない。

だけど、

 住宅にとって窓はまなぐ(目)だべ。

 マスクしてたって目で表情はわかるべな。

と思いたい。


空にある明るさの移ろいを見つけたら、これはこれで空のさり気ない魅力なのだから。

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