大共ホームの高断熱住宅を温度測定してみました。2

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前回につづき、別の完成した建物の温度測定をしてみましたので

ご紹介します。

今回の測定日も外気温が30度越えの大変熱い日でした。

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♦南側の外壁ので30.9度あります。

外壁の仕上げはスペイン漆喰のホワイトでの仕上げですので

一般的な窯業系のサイディングや金属系のサイディングより低いと

思います。

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♦西側の外壁の温度は37.2度で南側よりも7度くらい

高くなっています。

西日が建物に当たらないような工夫は大事だと思われます。

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♦外側のサッシのガラスの表面温度も31度を超えています。

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♦テラス部分の温度で左側が日当たり部分のタイルの温度で42.8度で

右側が日陰部分の温度で28.5度です。

日当たりする部分でのタイル仕上げのテラスは夏場はやけどするくらいまで

温度が高くなりますので注意が必要です。

屋根を設けたりシェードを下げたり等の日除け対策が必要になります。

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♦室内の外壁側の壁の温度で21.5度で外壁の温度よりも9.4度も

低くなっています。断熱の性能が高い事が判ります。

♥この住宅はまだエアコンがついていません♥

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♦室内側のサッシのガラス部分の温度が24.9度で枠部分が25.4度でガラス部分が

外のガラス温度より6.2度低くなっています。

この建物のサッシはトリプルガラスのダブルLOW-E アルゴンガス入り仕様になります。

建物の内部を明るくする為にはサッシの面積を広くとる必要がありますが、

サッシの性能が悪いと室内の温環境が悪くなるのでサッシの性能は大変重要に

なります。

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♦なら材の無垢のフロアーの温度で20.3度で少しひんやりして

足元がここち良いです。

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♦前の写真で床の温度が低いのは、建物の外周の基礎を断熱材を覆う

基礎断熱工法なので床下の温度が夏場でも低い状態でその温度を

換気システムにより室内に取り入れているので、床面は低くなっています。

上記の写真は床下からの空気が入ってくるガラリの所の温度で17.9度です。

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♦室内の玄関のタイルも19.6度と低い温度です。

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♦2階の壁の温度が23.3度と1階の壁の温度より1.8度高くなっていますが

快適な温度です。

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♦1階のリビングの天井は勾配天井で断熱材を入れる空間が少ないですが

高性能な断熱材を使用する事により断熱性能を高めています。

その部分の温度は23.5と2階の壁の温度と同じ温度になっています。

今回の建物は温度測定前にはカーテンを取付が終わってむいまして、

日中はカーテンを閉めた状況でしたので、前回、測定した建物よりも温度上昇が

少なくなっています。

生活する上で、日中の日差しをいかにして室内に入れないようにする事が

大切になります


♦外壁の素材による温度変化について

一般的に良く使われている窯業系サイディングは60度くらいまであがり

金属系のサイディングはさらに高く70度くらいまで上がります。

金属系サイディングは裏側に断熱材を貼っていますが、表面温度は火傷する

位高くなりますので夏場は注意が必要です。

外壁の色によっても温度が違ってきます。

濃い色の外壁は白い色の外壁よりもかなり温度が高くなります。

建物を建てる時には、断熱性能を重視し又外壁の素材や色等も検証

して快適で省エネルギーな住宅を建てましょう。