⇒ﾆｯﾁとは？⇐
住宅の壁の厚みを利用して、お花、写真、季節の飾りなどを飾りつけたり
収納ｽﾍﾟｰｽとして鍵を掛けたり、ﾘﾓｺﾝを置いたり、ﾃｯｼｭ箱を置いたり、ｽﾊﾟｲｽを
置いたりできるｽﾍﾟ-ｽで壁からでっばらないため、動線の妨げになったり
部屋に圧迫感を与えたりする心配がありません。
ﾃﾞｻﾞｲﾝ性も正方形、長方形、ｱ-ﾁ形など住宅のﾃｲｽﾄに合わせて様々な
形にﾃﾞｻﾞｲﾝできます。
〈今回はﾆｯﾁの中に壁にﾀｲﾙを貼ったﾃﾞｻﾞｲﾝ性の高いﾆｯﾁを紹介します。〉
♠玄関ﾎｰﾙに造られたﾆｯﾁになります。
ﾆｯﾁの開口部の上部は、柔らかいｱ-ﾁ状に壁面にはｶﾗﾌﾙなﾓｻﾞｲｸﾀｲﾙで装飾
されています。
ｱ-ﾁの頂点部分には、埋め込みの照明でﾆｯﾁの中の展示物とﾓｻﾞｲｸﾀｲﾙを照らして
ﾆｯﾁを際立たせる演出をしています。
♠こちらの写真も前の写真と同じ形状ですが、壁のﾀｲﾙをｶﾞﾗｽﾀｲﾙのｺﾗﾍﾞﾙの
形状になります。
♠この写真は小さい目のﾆｯﾁになります。
ｺﾗﾍﾞﾙという形状のﾀｲﾙで複数の色が組み合わされていており、鮮やかな質感と
相まって、光を反射して壁のﾃｸｽﾁｬとのｺﾝﾄﾗｽﾄを生み出しています。
このﾆｯﾁには、小物を置かなくても色鮮やかなﾀｲﾙのみでも
存在感があります。
♠四角いﾆｯﾁの下の部分にﾍﾞｲｼﾞｭなどの色をつかった円形のﾄﾞｯﾄ柄のﾀｲﾙが
貼られてｱｸｾﾝﾄになっています。
ﾆｯﾁの上の部分の壁には、真鍮の金属製ﾌﾞﾗｹｯﾄが取付られていて
暖かみのある光を放っています。
♠こちらの写真は前の写真より少し大きくしたﾆｯﾁになります。
背面の装飾として、四角いﾋﾟｰｽが組み合わせられた立体な石材調のﾀｲﾙ(ｴｺｶﾗｯﾄ)
が貼られて、ｼﾝﾌﾟﾙな白い壁の中に質感豊なｱｸｾﾝﾄが生まれています。
ｻｲｽﾞが少し大きいので、花瓶に植物を飾る事もできます。
♠こんどの写真は小さなﾆｯﾁを3つ並んだﾆｯﾁで中央のﾆｯﾁを両ｻｲﾄﾞのﾆｯﾁより
少し大きくし、ｱｸｾﾝﾄをつけました。
ﾆｯﾁの奥面の壁面には、薄い水色のﾓｻﾞｲｸﾀｲﾙが貼られ、ｼﾝﾌﾟﾙでﾓﾀﾞﾝ
な壁に爽やかで清潔感のあるｱｸｾﾝﾄにしています。
中央のﾆｯﾁには鮮やかな黄色い花を飾り、目を引く中心的なﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲに
なっています。
♠この写真のﾆｯﾁは横長のﾆｯﾁでｷｯﾁﾝの裏側の壁によく設ける事が
あります。
良く見える所にお気に入りの小物を飾るｽﾍﾟｰｽとして最適です。
こちらも、ﾆｯﾁの奥の壁面はｶﾗﾌﾙで様々な色と模様のﾀｲﾙを組み合わせており
ｴｷｿﾞﾁｯｸで華やかな雰囲気を作りだしています。
ﾆｯﾁの廻りの周囲の壁は白い壁で、ﾆｯﾁのｶﾗﾌﾙなﾀｲﾙを際立たせています。
♠こちらのﾆｯﾁも横長のﾆｯﾁになります。
ﾆｯﾁの後ろの壁面はひし形のﾓｻﾞｲｸﾀｲﾙを使用し、白や水色、濃い青のｸﾞﾗﾃﾞ-ｼｮﾝが
かかったようなﾑﾗがあり、手作り感のある素朴さと、水彩画のような優雅な
雰囲気を醸しだしています。
♠こちらの写真は玄関ﾎｰﾙに大きなﾆｯﾁになります。
ﾆｯﾁの下部はｽﾘｯﾊﾟが収納できるようになっています。
玄関ﾎｰﾙの空間にｱｸｾﾝﾄを与える非常に装飾性の高いﾃﾞｻﾞｲﾝです。
ﾆｯﾁの奥の壁面には天然石を使用して、様々な色合いが混ざり合い、
自然な質感と豊かな陰影を生み出し、この質感が高級感と温かみを
加えています。
さらに上部からの間接照明が埋め込まれており、この照明が石の凸凹を
際立たせ、背景の石を美しく浮かびあがらせる役割を果たしています。
♠こちらの写真も前の写真の形状と壁面の仕上げは同じです。
こちらは、ﾆｯﾁの中央にｶﾗﾌﾙなﾀﾍﾟｽﾄﾘ-が飾られていて、色鮮やかなﾌﾞﾛｯｸ
で構成され民族的または、伝統的な雰囲気を持つ、個性的で温かみを与えています。
全体的な印象として、白い壁と無垢の床材、木製の建具というﾓﾀﾞﾝで
ｼﾝﾌﾟﾙな内装の中に、石の質感とｶﾗﾌﾙな織物という異素材のｱｸｾﾝﾄが加わり、
空間に深みと個性を与えています。
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