玄関回りの雰囲気を変えてくれるのが「玄関ニッチ」です。
玄関ニッチは、玄関の壁をくり抜いて作る「くぼみ(飾り棚)」のことです。
限られた空間に奥行きと彩りを与え、通路の邪魔にならずに、おしゃれなインテリア空間や季節の小物、鍵などをすっきり収納・ディスプレイできるスペースです。
玄関のインテリアを手軽におしゃれにでき、アクセントクロスや照明で演出すると、家の顔として魅力的な空間になります。
玄関ニッチを作るメリット・デメリットや、玄関ニッチを作るときに気をつけたいポイントなどを紹介します。
玄関ニッチを作るメリット
玄関ニッチを作ると玄関周りの印象が変わり、さまざまなメリットが得られます。
玄関の印象を変える
ニッチを作ることで玄関の空間に奥行きが生まれます。
玄関のスペースによっては、狭い空間を有効活用し、おしゃれで機能的な住まいの入り口を作るために非常に有効な方法です。
狭く見えがちな玄関周りを、おしゃれな雰囲気に変えることができます。
凹みを作ることで影ができますので、光と影を使ったり、間接照明を組み合わせたりすることで、暖かみのある雰囲気を作ることが可能になります。
アイデア次第で空間の演出や装飾の仕方は無限に広がるため、玄関の雰囲気を手軽に変えられるのが玄関ニッチの魅力です。
収納・機能面のメリット
壁の厚みを利用して作るため、棚を置くスペースがない狭い玄関でも、邪魔にならずに作ることができます。
玄関ニッチには、お気に入りのインテリアアイテムを思いのままに飾り付けたり、鍵やマスク、印鑑などの小物をすっきり収納したりできるのがメリットの一つです。
季節に合わせてインテリア雑貨や趣味のアイテム、観葉植物、お気に入りの写真を飾って、玄関を彩ることができます。
デザインのアクセント・演出効果
殺風景になりがちな玄関の壁に立体感や奥行きを生み出し、家の第一印象を明るくします。
玄関ニッチは収納スペースとして使うこともできますが、充電用のコンセントを設置しておけば、スマートフォンや小物家電の充電も可能です。
外出時に忘れないように、玄関で充電するスペースとして便利に使用できます。
玄関ニッチを作るデメリット
玄関ニッチ(壁のくぼみ)を設けることは、おしゃれで機能的なインテリアスペースを手軽に確保できますが、デメリットも存在します。
施工費用がかかる
玄関ニッチは単なる壁を作るよりも手間がかかるため、普通の壁として施工するよりも、別途追加でコストがかかります。
玄関ニッチは、大きさや形、設置する個数によって施工費用が変わってきます。
物を置きすぎてただの物置にしないように
玄関ニッチはスペースが大きくないので、物を飾るときにはインテリアを考えて配置しないと、いつの間にかただの物置スペースになってしまいます。
玄関周りの収納スペースが広く取れていない場合は、玄関ニッチに物を置きすぎて収拾がつかなくなると、明るく華やかな印象ではなく、マイナスのイメージを与えてしまうので、物であふれないように気をつけなければなりません。
掃除がしにくく手間が増える
掃除するのに意外と手間がかかります。
人が出入りすることが多い場所なので、玄関ドアの開閉もあり、ほこりがたまりやすく、玄関ニッチの奥行きや設置場所によっては掃除がしにくいことがあります。
インテリアとしてアイテムを複数配置している場合は、一度物を片付けてから掃除をしなければならないので、こまめな掃除が苦手な人にはおすすめできないかもしれません。
後悔しないための玄関ニッチの施工ポイント
実際にどのようなポイントに気をつけて作れば良いのでしょうか。
どんなイメージで玄関ニッチを飾るのか、事前に検討しておいた方が良い項目をまとめてみました。
どんなサイズや形状で計画するか
一口に玄関ニッチと言っても、その大きさや形状はさまざまあります。
玄関の印象を決定づける「ニッチ」をおしゃれに構成するためには、「形状・素材・ライティング」も意識して計画するのがポイントです。
正方形タイプ
スタンダードなタイプではありますが、小さなインテリア雑貨や小型の物の収納に便利です。
横長タイプ
より多くのスペースを作ることができるので、コレクションしているものをコーディネートしたり、間接照明を合わせて作ったりすれば、個性を表現できるので最適です。

縦長タイプ
高さのあるインテリア雑貨を設置しやすく、アーチ型はおしゃれでかわいらしい見た目が特徴的です。それぞれ特徴や使い勝手が大きく異なります。
デザインと機能性のバランスを考えて
玄関ニッチを作るときは、デザインと機能性のバランスにも気をつけましょう。
見た目だけを重視してしまうと、いざ作ったときに「使いにくい」「掃除しにくい」「飾りにくい」など、さまざまな不満が出てきます。
あらかじめ使用用途やインテリアの統一性を考えて、見た目と利便性の両方に優れる設計にするのがコツです。
玄関ニッチの高さ・幅・奥行きも検討のポイントに
デザインとセットで考えたいのが、高さ・幅・奥行きのバランスです。
収納目的で作る場合
コンセントやフックの設置場所が必要になるので、横の幅を多めに確保するのが良いでしょう。
インテリア目的の場合は、縦横の余白スペースを大きくとるのがおすすめです。余白が多く取れる分だけ、シンプルですっきりとした印象を作れるからです。
小さなインテリアを複数飾りたいときには、小さめのニッチを複数作って小窓風にして飾るのもいいでしょう。
実現したいインテリアを明確にイメージして、最適なサイズ(高さ・幅・奥行き)を考えてみてください。

玄関ニッチのおしゃれなインテリア
玄関ニッチは、季節の小物や思い出のアイテムをセンス良くディスプレイしたり、アイデア次第で数多くのパターンを実現したりすることができます。
壁面にタイルを取り入れて演出
かわいい雰囲気の玄関ニッチを作りたいなら、壁の一面にタイルを取り入れることをおすすめします。インテリア雑貨との相性も良く、簡単におしゃれな印象を与えることができます。
おしゃれなフックを活用して収納スペースを作る
壁面にフックを上手に活用して、小さな空間を有効に使った収納ができます。アイアンのおしゃれなフックで、機能面とデザインのバランスもとれます。車やバイク、自転車などの鍵を置くスペースとして活用することもできます。
季節のインテリアにこだわる
季節を感じさせるアイテムを置くのも、玄関ニッチには最適です。季節の花や、四季を感じさせる写真や絵を飾ることで、季節ごとに雰囲気を変えることができます。
照明を取り入れて暖かみのある雰囲気作り
玄関ニッチに照明を取り入れることで、ぬくもりのある空間を演出することができます。
スポットライトでインテリア雑貨を引き立てる演出や、間接照明で玄関ニッチを幻想的な光の空間に演出することもできます。
玄関ニッチと照明の演出により、インテリア雑貨もコーディネートして、玄関の空間を演出して来客者をお迎えできます。
メリハリを付けるならアクセントクロス
メリハリをつけた空間にしたいのなら、壁の一面をアクセントクロスにするのもいいでしょう。
お気に入りの模様や柄、好きな色を取り入れれば、こだわりの空間が演出できます。色や柄、壁の素材によって異なるテイストのインテリアをポイントで取り入れられます。
ポイントを押さえて雰囲気の良い玄関ニッチを作りましょう
どのような形状、サイズが適しているかは、玄関ニッチを作る目的によって大きく異なります。
玄関周りをどのような雰囲気にしたいのかを事前にイメージして、玄関の空間に合わせた理想の玄関ニッチを作ってみてください!


