こんにちは、7号です。
今日は、愛犬と暮らすあったかおうちカフェを、お客様にご案内させていただきました。
見学会などで建物をご案内する際、毎回自分の言葉足らずを猛省します…
お家を建てたい!と夢いっぱいのお客様に対して、
建てる時だけではなく『住んでから』のことも踏まえて本当にお役に立てる情報を
お話させていただければと思うのですが、
沢山沢山話したいことがありすぎてしまって、結局最後にきちんと伝わったか不安になる…
そんなことの繰り返しです。
「百聞は一見にしかず」といいます。
でも、世の中にさまざまな情報が溢れている中で、目に見えるものだけで比べると失敗してしまうこともあります。
時には、失敗したことにさえ気づかず、損をしていることもあるのだと思います。
先日、友人の結婚式の引き出物で、今治タオルをいただきました。
タオルって、正直私は100均とかでも大丈夫なタイプで
これまでタオルは何か月か使って劣化してきたら雑巾行きになるものだと思っていたのです(._.)。
でも今治タオル、使ってみたらほんとうに驚きです。
見た目は普通のタオルなのに、触っただけでお肌への優しさがわかるし、水の吸収力も全然違う!
100均のタオルでも困ることはないけど、このタオルはこれからも、
1枚1枚丁寧にお手入れをしながら使い続けたい大好きなお気に入りになりました。
今治タオルの製作過程にもきっとストーリーがあって、
使う人のために丹精込めて日々お仕事をするスタッフさんがいて、
私の手元に届いたんだな… と、タオルひとつの「見えない部分」に想いを馳せて、
永い時間を共にする住まいづくりに携わる者として、
ていねいな仕事をしていきたい、と改めて思ったのです。
そんな、家づくりのストーリーの一環として。
昨年秋、初めてヨーロッパへの出張に同行させていただきました。
知識だけではなく、まさに「百聞は一見にしかず」で
ヨーロッパで実際に人が住んでいる住宅を見たことで得られたものが沢山あります。
少しではありますが、振り返りつつ、ご紹介させていただきます!
10月中旬のある日、成田を出発し、ドイツに到着。

宿泊したホテルです。か、かわいい。ピンクが変に主張していなくって、可愛い!
よく見ると、右上の方の部屋のいくつかは、窓が内倒しになっています。
日本だと、夏に窓を開けて涼をとるイメージがありましたがヨーロッパでは違いました。
これから夜まで散歩をしてみたのですが、気温の下がる夜、この内倒しの状態で家族団らんをしている
お家が多かったのが印象に残っています。
冬でも窓から通気をとるほど、室内が暖かいのだと再認識しました。
夕方~夜のお散歩で印象に残っているもの。

可愛い紫色×黄色の外壁と、窓外側のシャッターみたいなもの。
集合住宅らしき建物が沢山ありましたが、ほとんどの窓にこのようなシャッターがついていました。
夏の陽射し調節用でしょうか。

外壁の印象的な差し色の赤と、コンビネーション窓(連窓)。
縦にながーい窓は、外観のポイントにもなるし、室内が開放的に明るくなる!
ここも、横に3連のうち、両端の2つを内倒しにしていました。

なんか日本の“蔵”っぽい!と思って撮ったもの。
漆喰って、日本でも昔から使われてきたものなので見方によってはちょっと和風?
ドイツには意外と瓦×寄棟のヤネが多かったのも、「和」を連想した理由かもしれません。
そして、次の日の朝もお散歩へ!

簾みたいなもので日を遮っている…
カラフルな外壁と窓枠には、わくわくしちゃいます!
盛岡など、自治体によっては景観計画などでお家の色彩も制限されることがあるので
真似をするのは難しかったり…

お気に入りの一枚!!
パステルカラーの外壁にホワイトの窓トリムと、石積みのような基礎部分がとってもかわいい。
日本だと、基礎って灰色があたりまえ。
控えめに茎を延ばす蔦がなんともファンタジックで… 妖精が住んでいそう。(笑)
素敵でした。

スタッフ8号が窓を見るために近づいて行った時の一枚。
こちらはかなり古めの建物で、外側シャッターも木製のようでした。
本当に昔から、外側のシャッターで陽射しをコントロールしていたんですね。

こんな開き方もあるんだな~!
オーニング?的な感じでしょうか?
窓の下のところ、カベが出っ張って飾り?芸が細かいよ~!

後で知ったことなのですが、
昔のヨーロッパの住宅は
木→レンガ→塗り壁 みたいな感じで仕上げていたようで、
いちばん外側の塗り壁が剥がれるとこんなヴィンテージ感になるのだとか…
デザイン的にわざとこういった仕上げにすることもあるみたいで、
建築物のデザインに対しての、基本的な意識の高さを感じました。
あぁ、記憶がどばどば(@_@;)
次回は、オーストリア編!をご紹介します(゜_゜>)
7号