家事の効率化は家族全員の生活の質を向上させるために非常に重要です。共働き家庭が増える中、家事の負担をいかに軽減するかが、快適でストレスのない生活を実現する鍵となります!ファミリークローゼットを取り入れた設計と、その利便性を活かした家事の効率化ができる方法をご紹介します!
目次
1. ファミリークローゼットとは
2. ファミリークローゼットのメリット
2-① 家事の効率化
2-② 衣類管理が楽
2-③ スペースの有効活用
2-④ 家事動線の最適化
3. ファミリークローゼットのデメリット
4. ファミリークローゼットの種類
5. ウォークイン
5-① U型型ウォークインクローゼット
5-② L字型ウォークインクローゼット
5-③ I字型ウォークインクローゼット
6. ウォークスルー型
7. 家事が楽になるファミリークローゼットの配置
7-① 洗濯動線を意識した配置
7-② 玄関からの動線を考慮した配置
7-③ 各部屋とのアクセスの良さ
7-④ 効率的な収納スペースの設計
8. ファミリークローゼットの選び方
9. 大共ホームのファミリークローゼット事例
ファミリークローゼットとは?
ファミリークローゼットとは、家族全員の衣類や荷物をまとめて収納できるクローゼットのことです。衣類だけを収納するケースもありますが、帽子やバッグ、小物類、お布団などを収納する場合もあります。
ファミリークローゼットのメリット
衣類を洗濯して収納する際に各部屋に周る必要がなく、1カ所で作業を済ませることができます。また、衣類の場所を明確にしていると家中を探さずに済みます。
(1) 家事の効率化

家族全員の衣類が一箇所に集まることで、洗濯物の仕分けや片付けが簡単になります。洗濯物を各部屋に持って行く手間が省けるため、時間と労力を大幅に削減できます。
(2) 衣類の管理が簡単

衣類が一箇所に集まることで、季節ごとの衣替えが楽になります。必要な衣類をすぐに取り出せるため、忙しい朝の時間もスムーズに過ごせます。
(3)スペースの有効活用
ファミリークローゼットを設置することで、各個室の収納スペースを他の用途に使うことができます。例えば、勉強スペースや趣味の部屋として活用でき、家族全員が快適に過ごせる空間を確保できます。
(4)家事動線の最適化
家事動線とは、日常の家事作業を行う際に移動する経路のことです。効率的な家事動線を設計することで、家事の負担を軽減し、時間を有効に活用することができます。特に、洗濯機から物干しスペース、そしてファミリークローゼットへの動線は、家事の中でも重要な要素となります。
ファミリークローゼットのデメリット
家族全員分の衣類や小物を収納します。そのため、ある程度の広さが必要です。各部屋にそれぞれ収納していたモノを1カ所にまとめると、思ったよりも量が多く、収納できるのか心配になることもあるでしょう。また、朝に身支度をする際に衣類が1か所にあるので、
混雑しやすくなります。その場合、着替える事も想定した広さが必要になります。
ファミリークローゼットの種類
ウォークイン
「ウォークインクローゼット」と呼ばれることもあるウォークインですが、
出入り口が1カ所のタイプで、クローゼットを1つの部屋として使用します。
配置は、Ⅰ型、Ⅱ型、L型、U型があります。
家族の人数や収納する量によって配置を考えていくといいですね。
(1) U字型ウォークインクローゼット

U字型ウォークインクローゼットは、三方向の壁に収納スペースが設けられているタイプです。中央部分に広い空間があり、自由に動き回ることができます。 三方向に収納スペースがあるため、非常に多くの衣類や小物を収納できます。
全体を見渡しやすく、どこに何があるか一目で分かり、 衣類を掛けたり取り出したりする動作がスムーズに行えます。しかし、広いスペースが必要になってきますので、設置にはある程度の面積が必要になります。
(2)L字型ウォークインクローゼット

L字型ウォークインクローゼットは、二方向の壁に収納スペースが設けられているタイプです。U字型に比べてコンパクトで、部屋の角に設置されることが多いです。
U字型に比べて省スペースで設置できるため、比較的狭い部屋でも設置可能です。 角を利用した設計により、使い勝手が良いです。収納力はU字型に比べて劣るため、収納量が多い場合は工夫が必要になります。
(3)I字型ウォークインクローゼット

I字型ウォークインクローゼットは、壁一面に収納スペースが設けられているタイプです。廊下や部屋の一部を利用して設置されることが多いです。狭いスペースにも設置可能で、少ないスペースでも可能です。比較的簡単に設置でき、リフォームの際にも導入しやすいです。収納力は他のタイプに比べて限られますが、工夫次第で効率的に収納できます。
ウォークスルー型

出入り口が2カ所あり、クローゼット内部を通路のように通り抜けられます。通り抜け可能にすることで、生活動線を短くできるメリットもあります。また最近増えている間取りとしては、ウォークインをお部屋とお部屋の間に入れて両方の部屋から入れる間取りも
人気が高くなっています。配置は、ウォークスルーと同様、Ⅰ型、Ⅱ型、L型、U型があります。お家での暮らしを想像しながら間取りを決めていく事をおすすめします。
家事が楽になるファミリークローゼットの配置
1.洗濯動線を意識した配置

洗濯動線とは、洗濯機から物干しスペース、そして収納スペースまでの移動経路のことを指します。ファミリークローゼットをこの洗濯動線上に配置することで、洗濯物を干す、取り込む、収納するという一連の作業がスムーズに行えるようになります。具体的には、洗濯機の近くにファミリークローゼットを配置し、洗濯物を取り込んだらすぐに収納できるようにするのが理想的です。
2. 玄関からの動線を考慮した配置

買い物帰りや外出先から帰宅した際に、すぐに衣類や荷物を収納できるようにするために、玄関から近い場所にファミリークローゼットを配置することも有効です。玄関から直接クローゼットにアクセスできるようにすることで、外で使用したアイテムをすぐに片付けることができ、家全体がすっきりと保たれます。
3.各部屋とのアクセスの良さ

ファミリークローゼットは、家族全員が利用するスペースです。そのため、各部屋からのアクセスの良さも重要なポイントとなります。リビングや寝室、子供部屋からの動線を考慮し、家族がどの部屋からでも簡単にクローゼットにアクセスできるように配置しましょう。また、廊下や共有スペースに面した場所に配置することで、家族全員が使いやすいクローゼットを実現できます。
4.効率的な収納スペースの設計

ファミリークローゼットの配置だけでなく、その内部の収納スペースの設計も重要です。収納スペースは、家族全員の衣類や日用品を効率的に収納できるように設計しましょう。具体的には、ハンガーパイプや棚、引き出しを適切に配置し、収納アイテムに合わせてカスタマイズすることがポイントです。また、季節ごとの衣替えがスムーズに行えるように、収納スペースを季節ごとに分けて設計するのも良いアイデアです。
ファミリークローゼットの選び方

家族の人数やライフスタイルに合わせて、必要な収納スペースを確保します。 家事の効率を考慮して、クローゼットの位置や配置を決定します。収納ユニットの組み合わせや変更が容易なタイプを選ぶと、長期的に使いやすいです。初期費用だけでなく、長期的なコストパフォーマンスも考慮します。
大共ホームのファミリークローゼット事例

洗面の隣にあるおしゃれなクロスのウォークインクローゼット。
家事ラクで家族も使いやすい配置です🌿


寝室の間に隔てたクローゼット。
壁の上が寝室と繋がっているため、
クローゼットの空気がこもりません!

廊下の変わりにクローゼットにした間取り。
寝室からも、洗面室からも衣類を取れる機能的なクローゼットです♪