岩手で注文住宅を検討している方の中には、「おしゃれな吹き抜けに憧れるけど、寒くないの？」「冬の光熱費が心配…」といった悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、岩手で快適な注文住宅を実現するために知っておきたい吹き抜けのメリットや寒さの原因、そして具体的な対策方法についてご紹介します。
吹き抜けの魅力と寒さの問題点
吹き抜けの開放感と採光性のメリット
吹き抜けは、天井が高く空間に広がりが感じられるため、住宅全体に開放感を与えてくれます。また、上部に窓を設置することで、自然光をたっぷりと取り込むことができ、昼間は照明に頼らずに過ごせるのも魅力のひとつです。岩手の注文住宅でも、このようなデザイン性の高い吹き抜けを取り入れる方が増えています。
リビングやダイニングに吹き抜けを設けることで、家族の気配をどこにいても感じられるという安心感も生まれます。例えば、お子さんが2階で遊んでいる声が聞こえたり、1階のキッチンから2階にいるご家族に声をかけられたりと、空間の一体感が日常の中に温かみをもたらしてくれます。
吹き抜けが冬に寒く感じる原因
しかし、吹き抜けには「冬になると寒い」というデメリットもあります。暖房をつけても暖かさを感じにくかったり、足元が冷えたりといった声も少なくありません。特に岩手のような寒冷地では、この点をしっかりと考慮した住宅設計が求められます。せっかくおしゃれな空間にしても、寒さに悩まされてしまっては本末転倒です。
吹き抜けが寒くなる理由
暖かい空気が上にたまってしまう
暖房を入れてもなかなか部屋が暖まらないのは、暖かい空気が上昇するという性質があるためです。吹き抜けのある空間では、せっかく暖房で温めた空気が天井付近にたまり、床近くにいる人が寒さを感じやすくなります。
これは空気の性質上避けられない現象ですが、しっかりと対策をとることで改善可能です。
断熱性能の不足
住宅全体の断熱性能が不十分だと、暖房で暖めた空気が外に逃げやすくなってしまいます。特に窓や壁、屋根などの断熱性が低い場合、外気の影響を受けやすくなり、室内の温度が安定しません。岩手で注文住宅を建てる際には、この点に十分配慮する必要があります。
空気の循環不足
空気の循環がうまく行われていないと、暖かい空気と冷たい空気の層ができてしまい、体感温度にムラが生まれます。これにより、部屋の一部が暑く、別の部分が寒いというアンバランスな状態になりやすいのです。
吹き抜けの寒さ対策方法
高気密・高断熱の住宅設計
寒さ対策として最も基本かつ重要なのが、高気密・高断熱の住宅設計です。壁や屋根、床の断熱材の性能を高め、隙間のない気密性の高い構造にすることで、外気の影響を受けにくくなります。岩手の注文住宅では、この点を標準仕様として採用することが望まれます。
高気密高断熱の住宅は、一度暖めた空気を逃がさず、室内の温度を安定させる効果があります。その結果、暖房効率が良くなり、冬場の光熱費も抑えることができます。特に家計を気にする子育て世代や、冬でも快適に過ごしたいと考える方には必須の仕様といえるでしょう。
適切なエアコンの選定と設置
吹き抜けのある空間には、パワーのあるエアコンの選定と、適切な位置への設置が不可欠です。たとえば、高性能の暖房機能を備えたエアコンを吹き抜け部分に設置し、暖かい空気を効率よく下方向へ循環させることで、足元の冷えを軽減することができます。
また、エアコンの吹き出し口の向きを工夫したり、複数のエアコンを併用することで、室温のムラを防ぐことも可能です。冷気が溜まりやすい階下や北側の部屋なども視野に入れて、全体の空調計画を立てることが大切です。
シーリングファンの活用
シーリングファンは、天井に設置して空気を循環させる装置です。吹き抜け上部にたまった暖かい空気を下へと送ることで、室内の温度を均一に保ちやすくなります。電気代もそれほどかからず、エコで実用的なアイテムとして人気です。
特にシンプルでインテリアに馴染みやすいデザインのものも多く、おしゃれなリビング空間を演出しながら寒さ対策もできるという一石二鳥のアイテムです。
断熱性の高い窓やカーテンの導入
窓からの熱の出入りを防ぐためには、断熱性能の高い窓を採用することが重要です。樹脂サッシやトリプルガラスなどの高性能窓を使うことで、熱損失を大幅に抑えることができます。また、厚手のカーテンやハニカムスクリーンなども断熱対策に効果的です。
床暖房の導入も検討
足元の冷えが気になる方には、床暖房の導入もおすすめです。床からじんわりと温めることで、空間全体が均一に暖まりやすくなります。特にリビングやダイニングなど、長時間過ごす場所に設置することで、体感温度の快適さが大きく変わります。
大共ホームでは高気密高断熱が標準
「大共ホーム」では、高気密・高断熱の住宅を標準仕様としています。
目には見えない壁の中の断熱施工まで徹底的にこだわり、施工品質を高く保つ体制を整えています。
窓回りの特許断熱施工によるトリプル断熱構造
断熱構造には「外張り断熱」と「充填断熱」を併用したダブル断熱工法を採用しています。(断熱シリーズにより外断熱の厚さが変動します)
しかし、家の中の熱の60％は窓から逃げているということは知っていますか？
壁の断熱ももちろん大事なことですが、大共ホームでは一番熱が逃げやすい「窓」に着眼し断熱性を高めるために試行錯誤を繰り返してきました。
そして、窓からの熱損失を抑えるために、特許を取得したドイツ製窓の取付け施工により窓枠まで断熱する トリプル断熱 を実現しました。
これにより窓まわりが冷えにくくなるため、壁と窓の断熱の温度差が少なくなり夏は涼しくでも冬は暖かい快適な室内環境を作り出すことができます。
高気密高断熱だからこそ作り出せる快適な住まいをぜひ見学会などで体感してみてください！
詳しくはこちらをご覧ください→「大共ホームの高断熱へのこだわりをみる」はこちら
高い気密性能
「大共ホーム」では、高気密住宅を標準仕様としています。
一般的な住宅のC値が1.0以下でクリアとされますが、
大共ホームでは隙間相当面積（C値）平均0.3～0.4cm²/m²。クリアとされるC値の約3分の1以下。(物件により変動はございます。)
気密性が高ければ高いほど、冷暖房の効率が上がり、年間を通じて快適な室内環境が保たれます。
冷暖房効率が格段にアップし、一年中快適に過ごすことができます。
熱交換型換気システムを採用し 室温を逃がさない
第一種熱交換型換気システムを標準採用。外気をそのまま取り込むのではなく、室内の熱を再利用しながら新鮮な空気と入れ替える仕組みのため、室温の低下を最小限に抑えられます。
これにより、吹き抜けのある空間でも温度差が少なく、家全体が心地よい暖かさに包まれます。
快適な吹き抜け空間を実現するために
岩手で注文住宅を建てる際、「吹き抜けは寒い」とあきらめてしまうのはもったいないことです。正しい設計と性能の高い住宅であれば、吹き抜けはむしろ快適な空間にもできます。
高気密高断熱の設計、適切な暖房設備、シーリングファンなどの工夫を取り入れることで、冬の寒さに悩まされることなく、開放感あふれる住まいを実現できます。岩手で注文住宅を検討しているなら、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にして、理想の住まいを形にしてください。
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