岩手県のような寒冷地では、「冬の暖かさ」と「光熱費の安さ」が家づくりの最重要ポイントになります。
2026年度以降は省エネ基準の強化も予定され、住宅性能の差はますます大きくなります。
今回は、寒冷地で“絶対に知っておきたい補助金”を紹介します。
■ みらいエコ住宅2026事業ってなに?
国が2026年の住宅政策として進めている、
「省エネで賢く暮らせる家づくり」を応援する補助金制度 です。
- 断熱性の高い家
- 光熱費を抑えられる省エネ
- 地球にも家計にもやさしい暮らし
こうした性能を満たせば、国から補助金が出る仕組みです。
■ 補助金はいくら?
寒冷地の家づくりは高性能が前提になるため、
多くの方が上位区分で補助金を受けられる可能性が高いのがメリットです。
- GX志向型住宅→125万円/戸
- 長期優良住宅→ 80万円/戸
- ZEHレベル住宅→ 40万円/戸
- 断熱リフォーム→ 最大 100万円/戸
- 古屋を解体する場合→加算額 20万円/戸
※1~4地域の場合
■対象者は?
- 令和7年11月28日以降に基礎工事に着手した物件
- 長期優良住宅・ZEH水準住宅:「子育て世帯(18歳未満の子)」または「若者夫婦世帯(夫婦いずれかが39歳以下)」に限定
- GX志向型住宅:世帯を問わず誰でも対象に!!
つまりどの世帯でも最大額の補助金(GX志向住宅)の対象になります。
| 各対象住宅の要件 | GX志向型住宅 | 長期優良住宅 | ZEH水準住宅 | |
|---|---|---|---|---|
| 断熱性能 | 断熱等級6以上 | 断熱等級5以上 | 断熱等級5以上 | |
| Ua値※3地域の場合 | 0.28以下 | 0.46以下 | 0.46以下 | |
| 太陽光パネルの設置 | 必須 | ー | ー | |
| HEMSの設置 | 必須 | ー | ー | |
| 蓄電池の設置 | 任意 | ー | ー | |
■GX志向型住宅とは
「省エネ+再エネ+高品質な断熱性能」を満たす、“環境配慮住宅”のことです。
ZEH水準を大きく上回る高い断熱性能と省エネ設備、そして太陽光発電など再生可能エネルギーの活用により、一次エネルギー消費量を35%以上削減し、全体で100%以上削減(実質エネルギー収支ゼロ以上)を目指す、次世代の高性能省エネ住宅です。
ZEHに近い断熱性能+省エネ+再エネ推奨の“環境住宅”
■長期優良住宅とは
長く安心して住み続けられる“質の高い家”として国の認定を受けた住宅のことです。
「良い家を建てて、きちんと手入れをして、長く大切に使う」という考え方に基づき、国の定めた「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、行政庁から認定を受けた、長く安全・快適に住み続けられる高品質な住宅のことです。認定を受けると、固定資産税の減税延長や住宅ローン金利の優遇、補助金などの経済的メリットがあり、将来的な資産価値も高まります。
長持ちする × 安心安全 × 省エネ × メンテしやすい × 国のお墨付きの家
■ZEH水準住宅とは
ZEH(ゼロエネルギーハウス)と同じ“断熱性能・省エネ性能”を満たしている住宅のことです。
「断熱等性能等級5」と「一次エネルギー消費量等級6」という高い省エネ基準を同時に満たし、快適性を保ちながら大幅な省エネを実現する住宅です。太陽光発電などの創エネは必須ではなく、ZEHよりも基準は低いですが、省エネ性能は高く、住宅ローン減税の優遇や資産価値向上、光熱費削減などのメリットがあり、将来的に標準となる住宅です。
ZEHと同じ性能を持つが、太陽光が必須ではない住宅
補助金の注意点!
■建築時期
- 本制度は 「令和7年(2025年)11月28日」以降に工事に着手した住宅 が対象。
- 具体的には、新築では 「基礎工事の着手日」 が判断基準。基礎工事が始まる前の準備・契約段階ではダメ。
- 「2025年11月28日前に基礎工事を始めた住宅」は補助対象外になる。早めに家づくりを始めていた人は注意。
■交付申請・補助獲得のための締め切り
- 補助の交付申請は、予算の上限に達するまで。つまり「早い者勝ち」になります。
- 「ゆっくり建てればいいや」と考えると、補助が間に合わないリスクがあります。
- 2027年は補助金が減る可能性もあり。
まとめ
大共ホームでは標準仕様のPX-1で断熱等級6を取得可能です。
高気密・高断熱住宅を建てるご家族にとって、
性能を上げながら負担を抑えられる大きなチャンスです。
これからの住まいに求められるのは、
家族がずっと健康に、快適に暮らし続けられるかどうか。
その答えのひとつが、
**暖かく、空気がきれいで、光熱費を抑えられる“高気密・高断熱の家づくり”**です。
制度を上手に使うことで、
より高性能な住宅を、より現実的な価格で実現できます。
そしてこの先何十年も続く暮らしの中で、
その選択が大きな価値を生み続けます。
「せっかく建てるなら、性能の良い家を。」
「どうせ建てるなら、補助金をうまく活用したい。」
そう考えている方は、
ぜひ一度ご相談ください。
家づくりに最適な性能レベルと補助額を、わかりやすくご案内します。












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