〈大共ホームの建物は一般に建てられている建物よりも断熱性能が高く
省エネ住宅です。その建物はどうゆう構造になっているかを2回に分けて紹介します。〉
♦ 基礎部分
◎ 基礎は基礎断熱工法を採用して基礎部分全体を断熱材で覆い床下空間を
室内空間の一部とし扱う工法です。
〇 当社の基礎断熱は標準仕様で防蟻処理されたビ-ズ法ポリスチレンフォーム保温板(EPS)
を外部面に7cmと内側面に5cmで基礎を覆います。
又、土間面には5cmのEPSを全面に敷きます。
△ 基礎断熱工法のメリットは?
1 高い断熱性能と気密性の確保
基礎を通して地面から伝わる冷気の影響を大幅にカット、気密性の向上により
床下空間の温度を安定させる。
2 快適性の向上
足元からの底冷えを防ぎ、冬でも暖かく快適な床面温度を保ちやすく
なります。
夏場は比較的に低温な地熱を利用する事ができます。
3 配管の凍結防止
床下空間が室内と同じような環境になるため、寒冷地などでの水道管などの
配管の凍結リスクが大幅に軽減できます。
◙ 基礎断熱工法では床下に湿気がたまりやすくなり、シロアリやカビのリスクが
たかまるので、当社では換気システムにより床下を計画的に換気して、リスクを
軽減させています。
◎ 基礎断熱に使用しているビ-ズ法ポリスチレンフォーム保温板(EPS)の特徴
1優れた防蟻性能の長期持続
人体に無害な、無機質(ホウ酸系化合物)を含有させて作られていて
この防蟻成分は自然分解がないため、水に溶けにくいので防蟻性能が
半永久的の持続されるとされています。
2 高い安全性と環境配慮
使用されている防蟻薬剤は人畜無害で、土壌汚染もなく、オゾン層破壊や
地球温暖化につながるフロンガスを使用していないなど、地球環境に害をおよばさせない
素材です。
♦ 土台部分
◎ 建物の土台は床敷の時に床面の合板を貼る前に内側に断熱材(フェノ-ルフォーム)
の50mmを貼り断熱します。
外部側は建物が建って外部の面に断熱材を貼る時に土台の外側も
同じ断熱材で貼りを土台を断熱材で覆い、床下も外気の温度に左右されない
ようにします。
〇 土台は断熱材で覆われますので、水分の少ない乾燥した木材を使用します。
♦外壁部分
◎ 外壁部分は建物の外側を断熱材で覆う外断熱工法と内側の構造体の中にも断熱材をいれるW断熱工法が標準になります。
構造体の外側を断熱材でことにより構造体と断熱材との隙間などの熱橋(ヒ-トブリッジ)
が解消されて、内断熱(充填断熱)に比べて断熱性能を高める事ができます。
〇 W断熱のメリットは?
1 高い断熱性能と気密性の向上
外側と内側で二重に断熱材を施工する事で、熱の出入りが大幅に抑え
られ高断熱の建物になり冷暖房の効率が向上して光熱費を安く抑える事ができます。
2 建物の耐久性の向上
外気と室内の温度差が小さくなるため、壁体内結露を防ぐことが出来る。
構造体が外気の影響を受けにくくなり、温度変化による木材の伸縮が抑え
られて、木材の腐食や断熱材の劣化を防ぎ、建物の寿命をのばします。
◙ ダブル断熱は初期費用が高くなりますが、長期的に見ると快適性、健康面、
光熱費削減.建物の長寿命化といった大きなメリットがあります。
◎ 外部に使用している断熱材について
〇 外側に使用している断熱材は断熱材としてトップクラスの断熱性能がある
フェノ-ルフォームてで当社では旭化成のネオマフォームを使用しています。
標準タイプの建物では、厚さ50mmを使用はます。
断熱強化タイプでは、さらに厚くなります。
〇 断熱材のフェノ-ルフォームの特徴は?
1 断熱性能が非常に高い
薄い厚みでも高い断熱効果を発揮できる為、断熱の厚みを抑えてつつ
高い断熱性能を実現できる。
2 長期的な性能維持
独立気泡構造をもち、素材が化学的に安定しているため、断熱性能の経年変化が
すくない。
3 優れた耐火性.難燃性
フェノ-ルフォームの原材料であるフェノ-ル樹脂は、熱硬化性樹脂であり、熱に強い
特徴がある。
火にさらされると表面が炭化し、この炭化層が内部のフォームを保護して延焼を
遅らせる働きをする。(自己消化性をもつ)
4 水.湿気に強い
発砲プラスチック系断熱材で吸水性.吸湿性が低いため、水や湿気の影響を受けにくい。
その為、水や湿気による断熱材の断熱性能の低下や、カビの発生リスクを抑える事ができる。
◎ 内部の構造体の中に入れる断熱材
◎ 内部の構造体の中には高性能のグラスウールを入れます。
当社では旭ファイバ-グラス社のアクリアウ-ルを使用しています。
〇 アクリアウ-ルの特徴は?
1 最新の細繊維技術により、高い断熱性能を実現した高性能グラスウ-ルです。
2 ソフトな手触り
繊維が細いため、従来のグラスウ-ル特有のチクチク感がほとんどなく、作業環境が改善されています。
3不燃材で高い安全性
ガラスを主原料としているため、燃えにくく高温に強い不燃材料である。
4 すぐれた吸音性
広い周波数帯域にわたり吸音性を持っています。
〈今回は基礎部分と躯体の部分の断熱の説明をしましたが、次回はサッシ等含め
細かい所までの断熱のお話をしたいと思います。〉












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