高性能住宅冬の乾燥対策

岩手の家造りポイント 岩手の高断熱住宅を提案する大共ホームの画像

こんにちは、営業のyagiです。

冬の寒さが厳しい時期、高気密・高断熱住宅(以下、高性能住宅)にお住まいの方を悩ませる最大の課題が「乾燥」です

高性能住宅は外気の影響を受けにくく、少ないエネルギーで家中を暖められる素晴らしい器ですが、その仕組みゆえに乾燥が加速しやすいという側面があります。

なぜ乾燥するのか、そして具体的にどう対策すべきかを整理しました。

 

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1. なぜ高性能住宅の冬は乾燥するのか?

結論から言うと、「温度が上がることで相対湿度が下がるから」です。

冬の冷たい外気は、もともと保持している水蒸気の絶対量が非常に少ない状態です。この空気が24時間換気システムを通じて室内に入り、暖房で20℃以上に温められると、空気の「水分を蓄えられるポケット」が大きく広がります。

しかし、中身(水分の絶対量)は変わらないため、結果として湿度の割合(相対湿度)が20〜30%台まで急降下してしまうのです。

 

2. 実践的な乾燥対策 5選

① 加湿器の選定と「適正な配置」

高性能住宅には、パワーのある気化式またはハイブリッド式(温風気化式)の加湿器がおすすめです。

配置のコツ: 換気システムの給気口から離し、エアコンの風が直接当たらない場所に置くと効率よく湿度が回ります。

② 「室内干し」をデザインする

高性能住宅は洗濯物が非常によく乾きます。これを逆手に取り、加湿器代わりにする手法です。

リビングや階段ホールなど、空気が循環する場所にランドリースペースを設けることで、家全体の湿度を数%底上げできます。

③ お風呂の残り湯とドアの開放

入浴後、すぐにお湯を捨てずに、浴室のドアを開けっ放しにして湿気を室内に逃がします。

ただし、脱衣所周辺に湿気が溜まりすぎないよう、サーキュレーター等で空気を動かすのがコツです。

④ 観葉植物の設置

大きな葉を持つ植物を数鉢置くだけでも、視覚的な癒やしとともに湿度保持に貢献してくれます。

⑤ 24時間換気のモード調整

もし換気システムに風量調節がある場合、法的な基準を守った範囲で風量を抑えることで、乾燥した外気の流入を物理的に減らすことができます。

 

3. 注意点:結露とカビのバランス

乾燥を防ぎたいからといって、湿度を60%以上に保つのはリスクがあります。

高性能住宅でも、窓のフレームやクローゼットの奥など、空気が淀む場所では結露が発生し、カビの原因になります。

理想の目安: > 室温20〜22℃に対し、湿度は40〜50%をキープするのが、肌の乾燥を防ぎつつ、ウイルス対策と住宅の健康を両立できる黄金比です。

 

まとめ:冬を快適に過ごすために

高性能住宅の乾燥は、家がしっかりと外気を遮断し、効率よく温まっている証拠でもあります。まずは温湿度計を各部屋に置き、現状を数値で把握することから始めてみてください。