憧れの北欧風住宅に!塗り壁と北欧デザインは相性抜群

愛猫と住まう家|盛岡市で平屋をお考えの方は高断熱高気密注文住宅の大共ホームの画像

 

住宅スタイルには様々な流行がありますが、中でも長年にわたって根強い人気を持つのが「北欧住宅」スタイルです。
シンプルで飽きのこないデザイン、自然素材を活かした温かみのある空間、そして北欧の厳しい寒さに耐えられる高い断熱性能など、「北欧住宅」は時代が変わっても色あせない魅力が詰まっています。

そして、大共ホームの家の特徴のひとつが、漆喰の塗り壁を用いた外壁・内装の仕上げです。一般的なビニールクロスやサイディングでは出せない、ぬくもりと深みのある質感は、まさに北欧住宅のようなやさしさを感じさせます。

今回は大共ホームがこだわる漆喰の塗り壁の魅力と、北欧住宅との相性をご紹介していきます!

 

漆喰(しっくい)とはどのような素材?

漆喰とは、消石灰を主成分とした天然素材の仕上げ材で、日本では古くから寺社や蔵、城郭などに使われてきた伝統的な建材です。吸放湿性があり、室内の湿度を適度に保つ効果があります。

漆喰は抗菌性・防火性にも優れているため、現代の住宅にも非常に適しています。自然素材から作られたもので化学物質を一切含まず、ホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物(VOC)を排出しないため、アレルギー体質の方やシックハウス症候群に配慮した健康住宅を求める方にも支持されています。

塗り壁の種類と特徴

  • 本漆喰(日本漆喰):本漆喰は、消石灰、スサ、海藻糊などの自然素材を原料とした日本の伝統的な漆喰で、調湿効果や耐火性が高いといった特長があります。薄塗りを何層にもわたって丁寧に塗り重ねるため、滑らかでツヤのある上品な仕上がりになります。
  • 西洋漆喰:欧州発祥の西洋漆喰は、天然の石灰岩を主成分とした塗り壁材で、強度があり耐候性に優れていることが特長です。西洋建築では、建物の壁そのものをレンガや石で作るため、建物が崩壊しないように、漆喰はしっかりと厚みを出して塗ります。そのため日本の漆喰に比べると、重厚感があるマットな仕上がりになるのが特徴です。
  • 珪藻土:珪藻とは、水中に生息する植物性プランクトンの一種です。純粋な珪藻土だけでは壁材として固まりにくいため、実際の塗り壁材には消石灰や泥等の固化材が加えられています。珪藻土は多孔質構造を持っており、空気中の湿気を吸放出する性質があります。これにより、室内の湿度を一定に保ち、結露やカビの発生を抑える効果があります。
  • 既調合漆喰(プレミックス漆喰):既調合漆喰とは、消石灰・スサ・海藻糊の他に、防腐剤・防カビ剤などを加え、あらかじめ工場で配合・加工した製品です。粉末タイプやペーストタイプなどがあり、現場で水を加えて作ります。色むらが少なく塗りやすいので、DIY等でも使用されます。

大共ホームの漆喰塗り壁「スペイン漆喰」

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西洋漆喰にはスイス漆喰・ドイツ漆喰など様々な種類がありますが、大共ホームの家では、外壁・内壁ともに「スペイン漆喰」を使用しています。大理石(石灰石)を主原料とし、防腐剤・防カビ剤等が入っていない自然素材100%の漆喰です。
西洋漆喰の特徴である、厚塗りができて高い耐久性を持つ他、湿気の吸放出性や防カビ性にも優れています。漆喰や珪藻土が持つ優れた性能をどちらも持ち合わせている、いいとこ取りの塗り壁なのです。

スペイン漆喰の塗り壁のメリット

断熱材との相乗効果

漆喰は直接的な断熱材ではないものの、内装材として使うことで断熱材と組み合わさり、断熱効果を高める役割を果たします。漆喰は細かい穴がたくさん空いた多孔質構造をしており、この穴の空気層が断熱材のような役割を担います。
外気温に影響されにくいため、夏は室内温度の上昇を抑え、冬は室内の熱を蓄えて逃がさない効果を発揮します。高性能な断熱仕様と組み合わせることで、寒い岩手でも一年中快適な室内環境を実現できます。

快適な住環境

スペイン漆喰は多孔質構造によって湿気を吸放出する特性があり、特に内装材は調湿機能が優れています。湿度が高い時は水分を吸収し、湿度が低い時は水分を放出する特性があります。
日本の高温多湿な気候に適しており、夏は湿気を吸収し、冬は空気の乾燥をやわらげてくれます。

高い耐久性とメンテナンスのしやすさ

漆喰は施工後、空気中の二酸化炭素と反応してゆっくりと石化していき、長い年月をかけてもとの原料の石灰石に戻っていくといわれます。そのため、年月が経つほどに耐久性が高まる素材です。

自然素材から生成される漆喰は静電気を帯びにくく、ホコリが付きにくい性質のため、汚れにくく美観を長く保つことができます。また、漆喰の主成分である消石灰は強アルカリ性のため、優れた自浄作用を発揮します。アンモニアなどの悪臭成分を吸収し分解する能力があり、一度汚れても時間の経過とともに次第に目立たなくなります。
多少のひび割れや汚れであれば自分で補修できるケースも多く、長期的に見てメンテナンスコストを抑えられる素材です。

デザインの自由度と個性

漆喰塗り壁は、職人のコテ使いによって、1棟ごとに違った表情を持たせることができます。独特の陰影と表情が生まれ、大量生産のサイディング材では得られない、世界に一つだけのオリジナルな外観となります。内装も含めて北欧風の柔らかさや落ち着きを演出します。

スペイン漆喰は白色が基本ですが、ベージュ系やグレー系を中心に様々なカラー色もあります。和室・洋室どちらにも合う表情豊かな質感を出す事が可能です。

北欧住宅と漆喰塗り壁の親和性

漆喰の蓄熱性と北欧住宅の相性

北欧住宅は厳しい寒さに対応するため、高断熱・高気密が基本です。漆喰塗り壁のメリットでも説明したように、漆喰塗り壁は蓄熱性があるため、断熱材と組み合わせることで室内の快適性を高める効果があります。外気の影響を受けにくく、冷暖房効率を向上させることができるため、岩手のような寒冷地でも快適に暮らすことができます。

さらに漆喰は調湿性にも優れているため、室内の湿度を自然に調整し、結露の防止やカビの発生リスクを低減することができます。

デザインの相性

北欧住宅は、白やナチュラルカラーを基調とした明るくてシンプルなデザインが特徴です。漆喰塗り壁はその優しい色合いや手塗りのテクスチャが、無垢材や自然光と調和し、北欧スタイルの落ち着いた空間を引き立てます。

また、グレージュやベージュ系のカラー漆喰を選べば、より洗練された北欧モダンな雰囲気にも仕上がります。柔らかな陰影を生むコテむらも、デザインのアクセントになります。

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北欧デザインと漆喰塗り壁の相性を高めるポイント

無垢材との組み合わせ

無垢材は、北欧住宅でよく使われる素材です。漆喰の白い壁と無垢材の木目や色合いのコントラストが、空間に立体感と温もりをもたらします。床材や家具などに無垢材を取り入れることで、北欧らしいナチュラルテイストが引き立ちます。

間接照明や造作家具の活用

北欧デザインの要素として、照明や家具のデザイン性も重要です。ペンダントライトや間接照明を使えば、漆喰の壁に美しい陰影を生み出すことができます。また、職人が手掛ける造作家具との相性も抜群で、全体の統一感を高めてくれます。

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北欧風デザインだけでなく、南欧風デザインと塗り壁の相性もばっちりです!

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まとめ|岩手で北欧風の住宅を建てるなら

北欧住宅は、見た目の美しさだけでなく、快適性を兼ね備えた理想の住まいです。漆喰という自然素材を生かした塗り壁は、デザイン性だけでなく、断熱性や調湿など機能性においても非常に優れており、高断熱住宅との相性も抜群です。岩手で北欧風の住宅を建てたいと考えている方は、ぜひ漆喰の塗り壁を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

「塗り壁教室」のご案内

大共ホームでは、毎年「塗り壁教室」を開催しています。粉と水を混ぜて練り上げる工程から、実際に壁に塗って仕上げるまで、左官屋さんになった気分で一連の流れを楽しんでいただけます。

次回は2025年7月6日(日)に開催予定です。
先着6組様限定の予約制となっています。ご興味のある方はお早めにお申し込みください!