日本でも昔は茅葺・藁葺屋根といった自然素材で屋根を作ってましたが今では茅葺屋根でお家を作る方は中々いませんね。


世界ではまだ屋根材に草を利用したお家を作っている国があります。時代遅れ?いいえ、ちゃんとした理由があります。


ノルウェーの草屋根(グリーンルーフ)のお家です。屋根に白樺(シラカバ)の樹皮を敷いた後に土を乗せ、草を植えます。
この草のおかげで冬は断熱材になり、夏は草の水分が蒸発することで気化熱によりお家の中を涼しくしてくれるのです。一般的な断熱材は冷気からお家を守ってくれますが、草屋根はお家を冷やしてくれるので優れものの素材ですね!!
また、紫外線や酸性雨などから家を守るため、屋根の腐食を防ぎ、お家の寿命を延ばすことにもつながります。
ノルウェーは森林が多いので景観を損ねることもなく、草屋根の光合成などによりCO2を軽減し、人と環境にやさしいお家作りをしているのです。

日本でもこのような草屋根とまではいきませんが、マンションなどの建物の屋上に芝生を植えた芝屋根の建物が増えてきています。
地球の温暖化の緩和につながってほしいですね。
いかがでしたか?ノルウェーの草屋根のあるお家でした。
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