建物の断熱について

電気.ガス.灯油の高騰により、光熱費の支払いが数年前よりも1.5倍くらいに

なってきています。

なるべく、使用量を少なくしなければなりません。

それには、建物の断熱性能を高める必要があります。

当社の標準な建物の断熱の仕様をご紹介します。

基礎部分は、基礎断熱になります。

基礎のコンクリートを外側が70mmに内側が50mmのビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)

で断熱します。

基礎の内部を上記の断熱材を全面に敷き込みます。

外部の壁はフェノールフォームの厚さ50mmで全面に貼り、

断熱します。

サッシは樹脂サッシのガラスが三層でアルゴンガス入りのサッシを

使用しています。

建物の内側には、高性能グラスウールの厚さ89mmを使用して

外部の断熱と内側の断熱のダブル断熱になります。

換気システムは熱交換型の換気システムで熱回収率がハイレベル

の機器を使用しています。

天井はグラスウールの400mmを吹込んで断熱します。

上記の仕様での115m2の建物の断熱性能

UA値が0.24でした。

UA値とは、建物内外温度差が1度の時に、建物内部から外部へ

逃げる単位時間あたりの熱量を、外皮面積で除した値で

岩手の3地域では0.56以下が基準となりますが、上記の仕様ですと、

半分の損失ににります。

又、上記の仕様の一次エネルギーの消費量

消費量が69.1GJ/(戸.年)   基準消費量が112.7GJ/(戸.年)

基準消費量の4割程度消費エネルギーが少なくなります。

建物の断熱性能を高めことは、室内で快適に住んで、

更に光熱費が少なくできる事になります。

建設時の初期費用が高くなりますが、今後の光熱費を考えると

住宅を建てる上で、断熱性能を一番に考える事が重要だと思います。

 

 

 

 

 

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