暑さ対策のための日射し遊び

今日は暑かったですねえ!
この三日間で一番暑かったでしょ。
午後5時で31℃でしたから
日中の最高気温ならいったい何℃だったのでしょうか。

当社はこの夏クールビズでずっと堪えてきたのですが、
室温30℃越えした本日午後3時30分、
遂にこの夏初めての冷房運転を開始してしまいました。

この連日のように30℃越えする日だと、
窓の日射面は2Low-Eペアガラスでも南内側表面で35℃前後、
午後の西面窓になると40℃を越えるまでになり、
窓はこの時期パネルヒーター化してしまいます。

西窓内側西窓外側

本日午後5時時点のサーモグラフィ画像です。
(左が室内側、右が外部からの画像)
左のガラス面温度は概ね42℃。
右の外壁温度なんぞは、なんと50℃!ですよ。
西日とはほんとすごいものです**;

実験棟屋根温度

これが屋根面となれば、温度は素材にもよるが60℃以上、
屋根裏温度でも50℃にも達してしまうわけ。

実は一昨日の気温30℃越えに、ずっと設置したままだったデータロガーを
どうしても確認してみたくなり我慢しきれず回収してみました。
このデータは構造部の多層化で温度をどこまで分離できるか、
という作業の第一弾。
とかなんとか小難しく言うと凄そうだけど、実は中身は単純で
どんな素材で何層設ければ温度はどうなんのよ!?ってな簡単なこと。
恥ずかしながら子どもの実験のようなものです^^;

なぜこんな夏休みの宿題程度のことをやるかというと、
私たちは断熱とかの性能をつい数値でのみ云々してしまいがち。
もっと簡単に『○○と比較して熱の損失(侵入)が何割ダウン!』
と考えたほうが私自身もだし説明を聞く側でも
単純で判りやすいのでは?と思えたからです。

で、今回の結果はといえば、
まだ時間帯別に詳細は観てないですが、
概ね1~2層で7~9割(カット&ダウン)。

この値幅は、風速と素材の蓄熱性によるところか・・・

はてさて結果は思ったより良好ではありますが、
次の段階は素材を優先すべきか、構造を優先すべきなのか、

・・・・・・・・ナヤム・・;

まあ、こんなことで悩んでいるより、
今夜は、何缶までビールを許すか、
そこを悩んだほうが良さそうですね。

でも、ビールを飲んだら飲んだで

いかにビールの冷たさを持続させられるか!?

てなことで悩んでしまいそうですが・・・^^;

日射対策で夏も涼しい岩手の高気密高断熱住宅メーカーならこちら。