今日スタッフから、過去の遮熱実験のデータが欲しいというので、
サーバーを探したが見つからない。
どこかに迷い込んでしまったのかも?
サーバー内の探しものなら1号しかいないべ。
あの、昔の実験データがサーバーに見当たらないんだけど・・・
探してくれないかな、、
とお願いすると、
あるはずですよ。
わかりました、調べますので、何年頃のですか?
7年前後だと思うんだけど、、、
しばらくすると、
ありましたよ。
古いのは全部サーバーから除いていましたね。
親方フォルダに戻しておきましたから。
ありがと~♪
てなことで、フォルダを開いてみたら・・・
こ~んなにあんの?
ってくらいあった。
なづがす~!てなことでいろいろ開いてみたのでその一部を^^;
先ずは2004年の初代実験棟から。
ちなみに、これ以前の実験データはエクセルではなく
ロータス123のデータだったような、、古

これは、壁に遮熱シートを採用した場合の検証初期かな。
右が遮熱シート施工の場合です。
全然ダメでしょ、これじゃあ、
お金と手間をかける意味がないどころか、逆効果でしたね。
ここから挑戦が始まったって感じかな(笑

遮熱施工した場合の方が、外気湿度の影響を受けやすくなる状況。
お次は湿度がテーマで、2005年。
これはあるご家族から、乾燥しすぎて鼻血が出たということから始まった。

厳寒期の暖房時の住宅展示場は、生活から出る湿気がないこともあり、
相対湿度30%を切る状態でした。
そこでどんな加湿方法がいいのか、いろいろ試し始めた時期。

これは、H邸V・S住宅展示場の湿度環境の検証。
この後、よりよい室内湿度環境を見出すためには必要との判断で、
2005年体感比較棟2棟をつくった。
そこに日射取得試験のため、2棟にウィンターガーデンを後から増設。
これが2代目実験棟になるかな。
2006年。

この時の湿度データが、現在の素材選びの基礎になりましたね。

そして省エネ性を高めるための、
ウィンターガーデンでの素材の蓄熱性能の試験。
一気に飛ばして、2010年。
入居済みの家の湿度検証。

これは、この時の2~3年前に建てて頂いていた施主奥様方から、
全然乾燥しないので家が一番よ。
との言葉を確かなものにしたくて、検証したデータです。
こうして振り返ってみるとわかるけど、
冬の過乾燥対策を確かなものにするまで5年もかかっていたんですね^^;
私たちが提案する素材や施工方法は、
受け売りではない私たちが可能な限り検証を重ねた上での結果。
だから、私たちの家には意味がある。
まあ、手前みそだですけどね(笑
さて、昨日は次なる検証に向け私を含め4社4人がPX-Ⅱに集合。
新しい検証素材が持ち込まれ、
どう使い、どういうデータが一番いいのか、
それぞれがアイデアを出し合い方向性は決まった。

省エネにどれだけ結び付くかはまだ未知数だけど、
2016年のヒントは見つかるはず。
確かなものになるには・・・2年は必要かな。
そう言えば、雪が降り来週の火曜日の予報では最低気温-7℃とか。
気合い入れなきゃね。
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