岩手県内外からサッシのみの販売は可能かのお問い合わせをいただきます。でもその度に、
・現状自社施工案件のみであること
サッシの取り付け方法に責任が持てない。特にサッシの内付け方法について。
遠隔地では直接のアフターメンテが難しい。
・もし、ドイツもしくは北欧等のサッシを施工経験がある施工会社さんであれば可能かも。
その上での判断にはなりますが。
このようなご返事になってしまいます。
今回、当社で扱うサッシのみをご要望いただいた施主さんは幸運にも施工会社さんの条件を満たしてくれたのです。となれば、協力しない理由はありません。それに建築地は宮城県は仙台市内ですから、岩手県内の遠隔地と距離的にもそう変わらないという立地でもある。そういった意味でも対応しやすいと感じたからです。
サッシ依頼施主+施工会社+当社で数回のオンラインミーティングを重ね、サッシの内容を最終決定したのは3月頃だったでしょうか。その後、当社サッシが現場へ嫁ぐ日程が決まったのが2週間ほど前だったかと。
トリプルガラスのドイツサッシのみが岩手県外へは初のこと
これまで当社の注文住宅を県外に建築したのは4軒、共に隣県である秋田と青森になります。今回のように、サッシのみをお譲りするのも初なら、サッシのみ県外にというのも初ということになります。
現場納品日は、6月26日。
6月25日、仙台行き準備を整えた前日のサッシたち。
実は当初、サッシのみの納品予定だったのが1週間前に、急遽、当社でサッシを取り付け施工することになりメンバーを2人から4人に。プラス娘を送り出す親バカのように戦力外の私まで(笑
6月26日 AM5:30 出発時の湿気
エアコンかけるからでしょうけど、ワイパー後すぐ曇ってしまうフロントガラス。
今日の作業は結構きついものになるかも?仙台だし・・
スタッフ二人が私の車に乗り合わせ、他二人はサッシ積み込み工場から直接出発し、途中パーキングで合流の後仙台入り。
施工会社現場監督さんとは現場で8時の待ち合わせ。
仙台市住宅地内現場に到着
現場に到着したのは、ジャスト8時。現場担当者さんや現場を担う大工さんと挨拶を交わし、早速先ずは荷下ろし作業を開始。

先ずはサッシが収められたラックごとクレーンで下ろします。
ここからの現場住宅内への搬入はひたすら人力になります。

作業の様子は動画で。
午前の作業風景
工場で壁パネルにサッシを組み込むのが当たり前だと思っていた若いスタッフには、現場取り付けがどんなに大変かが実感できたようです。 pic.twitter.com/YRkLEbCLXh— oyakata (@ooyakata11) June 26, 2025
動画を観ていただくとわかります。サッシサイズが一人もしくは二人で持ち上げられるものはそのまま運び、それ以上に大きな窓になると、建具を分離してから運ぶなどの工夫をしています。

そしてサッシ枠を取り付けした後、再度、建具を取り付け直している時の様子。
この大きな窓枠を取り付けたのち、住宅一階に運び込んであったサッシのうち2階分のサッシを2階まで受け渡しリレーがかなりの重労働。はたで見ていてもはらはらするほどです。現場監督さんの手伝いもあり2階に持ち上げ終えたのが11時。そこから他高窓等取り付け作業の開始です。
その頃、ユニック車で大きな窓ガラスが到着。

昼休憩のあと、午後一番に最難関のこの大きなガラス据え付けをやってしまおう!そしたらそのあとの作業終了時間も読みやすくなるしね。
てことでの作業がこちら。
最後に一息入れる様子からも大判サイズのトリプルガラスは運ぶだけで大変な重量なのがわかる。 pic.twitter.com/L9LjDEZhGm
— oyakata (@ooyakata11) June 27, 2025
戦力外の私はただひたすら動画を撮っているだけ。
というのも、当社のサッシを現場で扱う場合の作業感を把握してもらうこと、そして作業手順を動画に残しておけば、サッシだけ欲しいと言う方の施工会社向けとしても役立てられるのではないかと考えたから。
当社では今でこそ、工場で壁パネルにサッシを取り付けことが当たり前になっていますが、10年以上前は今回のようにサッシは現場設置でしたからね。二人の若いスタッフにとっては、今回初めての現場設置になるので、現在の当たり前が今回の体験でどんなに有難いことなのか身に染みてもらえたのではないでしょうか(笑

そして最難関の大判サイズのトリプルガラスを設置し終えるのに1時間。
ここから1階の残りの高窓取付、

その後2階窓取付へと作業は進み、

設置作業の片付けなど撤収作業まで完了したのが午後の4時半。
さあ、ホテル言って汗流したら、お待ちかねの牛タン三昧だぜ!
てことで現場を後にしたのはいいのですが、、、その後はコントのようなツッコミどころ満載な夜に。
でも、私にとっても新たな刺激、良き学びの日になりました。
このような貴重な機会を与えて下さったこの家の施主、そして施工会社様に感謝ですね。
ありがとうございました!
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