今日は岩手県盛岡市緑が丘で高気密高断熱の住宅を一日フレーミング。
4月からの省エネ法改正により建築確認申請から許可までの期間が長くなったために業界全体もそうですが当社もその分工事が空いてしまっていました。というわけで久しぶりのフレーミングです(笑
岩手県盛岡市で省エネ法改正後では初のフレーミング
私が現場に到着したのが7時半。

足場に上がると、一番最初に視界に入ってきたのがこの岩手山でした。
その後段取りを終え、実際にフレーミング作業をスタートしたのが7時45分。
岩手県産杉材採用のツーバイフォー工法
岩手県産杉材採用のツーバイフォー工法。針葉樹合板との色めや小節割合も近いせいか見た目も馴染む。20年前なら県産どころか国産でさえ難儀してたのに、県産を使える日が来るなんてね、当時想像すらできなかったもの。 pic.twitter.com/wAy7gS3ezW
— oyakata (@ooyakata11) June 16, 2025
ツーバイフォー工法で使われる木材のほとんどが北米産のものというのは当たり前だったのですが、国産材しかも岩手県産材となれば可能なら使いたいとずっと思っていたことです。
ツーバイフォー材が日本にない、もしくは量産できないから高価で採用し辛い、というのがこれまでの流れだったのです。国産材を採用したいならツーバイフォー工法を止めて在来工法にすればいいじゃない、そういう声もありました。でも私の中での優先度はツーバイフォー工法であり、ツーバイフォー工法を前提に国産材を採用できる環境が整ったらいいなと願っていたわけです。

というのも、当社は2×4材については商社経由の輸入材、サッシを中心に直輸入することで日本にないものを岩手にいる人たちでも手に入れられるように、そういう思いでリスクを覚悟でやってきましたからね。でも反面、輸入品目が多くなればそれだけ国内や地元からの購入は少なるわけで、それだと地元への貢献度はないような気がして・・そんな申し訳なさはずっと心の中に引きずっているものがあったのです。
だから、国産材のツーバイフォー材が普及して欲しい。
それがここに来て、やっとつっかえてたものが取れた気分で、今日のフレーミング作業を眺めることができるたのですから、今日はフレーミングはいつもとちょっと違う光景なのですよ。

写真を観ていただくとわかりますが、手前の2×4天井垂木は赤みがあり節も多いのに、写真設置作業している屋根垂木2×8材は白いです。これは現在、2×4材と2×6材までを県産材の採用としているためです。今後のことは、作業性や材の歩留まり等を確認しながらになりますが、先ずは一歩踏み出したということ、ですね。
フレーミング開始した朝は晴れていた空も徐々に雲が広がりはじめ、予報では夕方以降雨予報に。
こういう時の彼らは休憩を殆ど取りません。それはなぜか、この一日フレーミングの目的こそが、雨に濡らさないで済むように、30年前に始まったことだからです。
シート囲いまでしっかり終え切った終了時間は夕の5時半。おそらくシート掛けに1時間程要したのではないかと。
今日のフレーミングに、施主さんご家族お揃いで顔を出してくれたことに感謝!
雨に濡らさず終えてくれたスタッフたちに今日も感謝!
今日も一日、お疲れさまでした!
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