30℃超えの暑い日が続きます。来週あたりには前線も下りてくるみたいなので梅雨らしくなるかもしれません。そこでふと思ったのが、
そういえば、こう暑い時って・・大屋根の家の屋根面内外温度ってどうなんだろう?
てなことが気になったので、チェックしてみることにしました。
瓦屋根の大屋根の家の屋根面温度

午後1時ほどで、
外気温30℃、この時の屋根面温度は、45℃
この時の室内側屋根面温度をチェック!


屋根面斜め天井部表面温度は、25℃
ほんの僅かだけど、間仕切り面より温度低そうなのは気のせいでしょうか。
瓦と瓦桟通気層効果は想像以上なのかもしれません。
せっかくなので、窓周囲ヒートブリッジ対策施工効果もチェックしてみるも問題なし!
その後屋外に出て外壁等を確認。
日射による漆喰外壁温度チェック
日射を受けているポーチ柱と日陰になっている奥の外壁とを比較しやすいのでここでチェック。


漆喰外壁の日なた温度は、35℃
ここで終日日陰となるはずの奥の外壁温度の高低での温度分布に注目してください。この画像を撮った際はさほど気にもしなかったのですが、次のX投稿を観るとわかるはずです。
連日30℃超に大屋根の屋根面内外チェックは問題無し!窓周囲熱橋も問題無し!なのに…何で⁉️終日日陰なのに窓温度36℃で外気温より高いって…何故だ!?
どうやら周囲からの照り返しの放射輻射熱の影響ではないかと。一番影響大きいテラス日向部にプランターとかで熱射対策すれば良いかもね。 pic.twitter.com/LB9y95MT7P— oyakata (@ooyakata11) June 20, 2025
終日日陰となっている窓なのに、日なたの漆喰外壁面以上の温度って、
えっ、何で?
てなりますよね。せいぜい外気温くらいならまだしも、36℃だなんて想像してませんから(笑
テラス床面温度 45℃
地面温度 50℃
これらから、日射しの当たっている面から照り返し+αでその他周囲の温度の輻射熱の影響だと思われます。私はよく放射冷却をチェックします。外気温も重要ですが、放射冷却の場合は全天球的放射面割合の影響をメインに観ています。なので例えば、隣家などが近く、窓面から見た場合の地盤面割合が小さかったりすると窓表面温度は下がるのではないか、庭に芝が貼ってあったり花壇があったりすれば温度上昇を抑えることができるのではないかと考えます。
これら輻射熱の影響は、冬の輻射暖房にも言えることだとこの冬気付いたことなのです。
Xで、テラス部にプランターを置けば対策になるのではと投稿した理由は、この後当社住宅展示場もチェックしてみた結果からわかります。
この表面が木製で仕上げられた断熱ドアから、


玄関ドア表面温度は、30℃
付け加えるなら、
プランターを置くなら、木枠で囲ったものを。
となるのではないでしょうか。
Xでは言葉足らずになってしまいましたけど(笑
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