岩手でも避けられない猛暑に、簡単便利な窓の日射対策

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施主さんからの情報を基にスタートした窓の日よけ対策効果の検証は一昨日午後から雲が広がり実際の窓での効果は確認し切れず、昨日まで延長したのでその結果などの豪報告を。

一昨日の8月2日と昨日8月3日も二日連続の猛暑日。私が子どもの頃なんかは、30℃超えるのはひと夏に何日かしかなく、30℃超えた~!て騒いでたものだけど、今や35℃超えた~!が同じ感覚になったのはちょっと怖い面を感じます。

アルミレジャーマットの遮熱効果検証:お遊び編

先ず、昨日の私が乗っている車の姿を。

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午前中がこんな感じ。

なんか、スタッフの話によると、

 あれ、何をやってるんですか?
 何かの実験ですか?
 って、打ち合わせに来られるお客さん皆さん聞くんですよ~

  そんなに目立ってたか。そうだよね、目立つさなあ(笑

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反対から観たら、黒い袋は載ってるし、分厚いカタログまで二つ屋根に載ってるわけだから、

なに、あれ?となるよね。

カタログはシートが風で飛ばされるのを防ぐための単なる重し代わりなんですけどね。

それでなぜこんなことになったかというと、
一昨日の8月2日、サーモカメラで住宅展示場の日よけ効果チェックしたついでに、私が乗っている車をチェックしてみた時のこと。

乗用車フロントガラスの日射遮蔽 (1)の画像 乗用車フロントガラスの日射遮蔽 とボンネット温度の画像

ボンネット温度は、80℃

なら、この時のサイドミラーカバー内温度はどうなってる?

乗用車サイドミラー に日射遮蔽カバー効果検証の画像

カバーを外して温度チェックしてみると、

乗用車サイドミラー に日射遮蔽カバー効果は?の画像

こんな感じでちょっとは効果はありそうです。

ですが、一般的にフロントガラスの日よけはするものの、屋根は無防備です。ボンネット温度が80℃ということは、屋根も同じ80℃と考えて良いはず。

 じゃあ、その80℃に達する屋根の裏側って何℃になってんだろ?

てことで、チェックしたくなるじゃないですか。単なる興味だけど。

猛暑日に無防備な乗用車天井裏温度の画像

屋根の裏側天井面温度 70℃

おいおい、いつも感じてる暑さがこれなんだあ、たまんないなあ・・

もし、アルミレジャーマットの遮熱効果があるなら、この屋根でだって良し悪しは試せるよね。と思ったら遊び心が起動してしまいます。即行、ホームセンターでアルミレジャーマットを買い出しして屋根の上に置いてその後効果を確認すればいいと。

ところが買ってきたシートが1m×1.8を前後に長手方向に置くと両サイド20㎝程の寸足らず。まあ、とりあえずこれで様子をみることに。

その後2時間程経過した後、天井面温度は10℃ほど低下していました。午後陽射しが弱くなったのと余熱があるのを考慮するとあくまで参考までに、です。

一昨日2日の結果を踏まえ、どうせならってことで昨日は、

 ①屋根上に、アルミレジャーマット2枚をクロスに重ね、午前は東方向ガラスの日よけを。

 ②最近女性スタッフが花への水やり等外作業する際によくやっているアームカバーなるもの。
  それがなぜ黒いのか、一番熱を吸収するはずの黒色をしていて暑くないのか?
  ずっと疑問だったので、何か黒い生地をと探したらたまたまあった袋を使うことに。

なったのが昨日の奇怪な車の状況になってしまったというわけです。
その昨日の結果が以下になります。

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これはあくまでサーモカメラ越しでの表面温度。
 ※ガラス、アルミ等反射するものはそのものの温度を拾わず反射するものを拾う場合もあるので。

この時の外気温 35℃超

意外とフロントガラス用の遮熱性高いのかもね、ってことで手で触れてみたのです。

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触れてみると、触感温度はまったく逆。明らかにサーモカメラでは47℃を示すアルミレジャーマットの温度が低く、フロントガラス用遮熱シートの方が熱いかったのです。体感的に5℃位は違うのではないかと。猛暑の中でならアルミレジャーマット面温度は陽射しの影響を受けていないほどの感覚に、

 アルミレジャーマット恐るべし!

窓検証する前に、この遊びだけで凄さ認めざる負えません。

ごめんなさい、遊びの方が話題性あったので長くなってしまいましたが・・・

こういうアルミレジャーマットのスグレ度を認識した上で、本題の窓日除け効果検証結果を。

ドレーキップ窓のアルミレジャーマット日除け効果

昨日は午後の方が晴れ間が多かったので住宅展示場2階西窓にしっかり陽射しを得ることができました。

その結果が、

午後3時時点のドレーキップ窓の西日日除け効果

2連窓が2カ所、うち右側の2連窓には窓外側に日除けスクリーンが取り付けされています。左2連窓の左側に日除けとしてアルミレジャーマットを。その右隣は何もないトリプルガラスとして比較して観てください。

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午後3時時点で、

アルミレジャーマット日除けと専用日除けスクリーンとでは同等の日よけ効果

と、サッシ枠部温度比較をした上でも言って良さそうです。

午後5時30分時点のドレーキップ窓の西日日除け効果

5時半と言うと、まさに西日です。この時点の状況は以下の通り。

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サッシ高さ中間部のサッシ枠温度をチェック比較すると、アルミレジャーマットでの日よけの方が温度0.2℃ほど高くなっていました。

これはアルミレジャーマットの性能が劣るということではなく、ドレーキップ窓と網戸枠との構図上のしくみから来るもので、西日で熱せられた網戸枠の熱がサッシ樹脂枠に伝導したものと捉えた方が良さそうです。

高断熱住宅の日よけにアルミレジャーマット可能性まとめ

アルミレジャーマットはプライベートでも過去に購入したことも使用したこともなかった私ですが、ホームセンターで購入でき安価で手軽に扱えるものが、まさかこんなに遮熱性が高いなんてと感じたのが正直なところです。

ドレーキップ窓の日よけにアルミレジャーマットをお勧めしたくなります。

メリット:
日除け効果が高価な専用日除けスクリーン並み、安価、取り扱いが楽。

デメリット:
部屋の明るさを損なう
(考え方:常に全部の窓に付ける必要はない一番効果的な窓に適時と考えると良いのでは)

外からの家の見た目が気になる
(考え方:道路面から見えない見えにく位置にある窓に設置)

こんな感じでしょうか。
何にせよ、ここまで優秀だとは思っていませんでした。
これまで日除けオーニングなどいろいろ試してきた私が知る限り

アルミレジャーマットの日よけ効果、コスパ高過ぎです。