ヨーロッパの窓色への始まり

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アメリカやカナダの北米も、北欧も東欧も南欧の国々でも、

この家って・・・ 何かいいんだよなあ、

と、惹かれてしまい、何がそう思わせるのかを探ってみると、

窓がポイントになっていることが多いことに気付かされます。

窓辺のプランター、窓下の植栽、窓の組み合わせのデザイン、
窓の奥深さ加減や窓を縁取りかた、そして多彩な窓色。
窓の表情を自在に操る創造力に技術、
街を拾えば拾っただけいくらでもあることに気付きます。

断熱性能も省エネ性能も、そしてデザインも、家の良し悪しは窓が要ではないか。

そう思い、先ずは基本となる断熱だべ。

当初はトリプルガラスを中心に、木製サッシ、樹脂サッシと輸入していると、
ヨーロッパの樹脂サッシには、何十色というカラーが存在することを知ることなります。

そんな時です。

間取りとかデザインとか打合せ中のお客様から連絡が入り、

 「ほんとうに建てたい家が見つかりました!」

と言うので、

それ、写真とかあれば見せて貰えませんか?

お伝えしてその後、お会いして見せて貰うと・・・

どこかで見たような・・・気がするんですけど。

 「あっ、だってこれ、親方のブログだもん、見たことあるでしょう」(笑

そんなことから、他の要望も反映してできた最初の外観デザイン提案は、

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こんな感じでした。

この後最終形は変更にはなっていますが、いつもと何が違うって、
樹脂サッシなのに、窓に色が入っています(笑

それまで木製サッシは塗装色で色を入れることはあっても、
樹脂サッシは白のみだったのにです。

ヨーロッパにはあるんだし、ドイツのサッシ工場もできると言っているし、
ならばやってみるしかないでしょ。
これが、樹脂のカラーサッシへのチャレンジの始まり。

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ドイツの樹脂のカラーサッシを採用して完成したお家がこちら。

選択したカラー色より、濃すぎでない? 色、どこかで間違った?

色サンプルと合わせてみましたが、間違いではなくほっとしたのですが、
窓単体で見る色と、街の中で見るのとでは、
色が違って見えることを初めて知った瞬間でした。

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そして屋内側も、施主さんのご要望でこのようなやさしい木目でオーク色な仕上がりに。

窓の外側と室内側と色が違っているのがわかります。

あとで知ることになるのですが、
この裏表の異なる色のオーダーのしかたが、何とも難易度が高いなんて、
初めてのカラー注文だったなので、この時は知る由もありませんでした、、

とまあ、話せばあとが長くなるので、
今日はチャレンジ偏ということでこの辺にさせてください。

新たなことに向かえば、山もあり谷もれば嵐だってあります。

またいつか気が向いた時にも、過去の笑い話を思い出してみますね^^;