以前、住宅の構造をパネル化することになったきっかけについて
投稿したことがある。
いざ、パネル化しようにも創業してまだ数年・・・資金がない。
機械類だけでも数千万** 工場までとなればとても無理。
設備資金の大半は何とか融資がつき、残りは月賦。
ところが資産を持たない若造の資金調達はここまでが限界。
工場がなければ、パネルはできん!どっかのCMではないが、
どおする~♪である。
どっか借りるしかない! かと言ってまともな家賃は払えない。
どうにかしなければ・・・
ここで以前アメリカのパネル工場の視察したことが役に立つ。
アメリカでは殆どのパネル工場がバラックみたいなところだった。
工場を見たときは、日本的な工場を想像し少しがっかりもしたが、
見学しながら気付かされた。
「パネル化することが目的であり、立派な工場を持つことではない」
ということを。
パネルを作る場所や見てくれは気にしない。
要は住宅を濡らさないことが目的。
最悪大きなビニールハウスを繋いでもいい位だ。
その頃、たまたまよく営業でお茶のみさせて頂いていた牧場主のIさんに
「この辺に使われていない大きなビニールハウスとか屋根があれば
何でもいいのでありませんか?」と訪ね、利用目的などを話すと、
「うちの小屋を使えやあ」とIさん。
この瞬間、場所は決定した。
小屋とは牛の干草小屋なのだが、干草はラッピングしてしまうので
干草小屋は殆ど使ってないのだそうだ。狭い分はお金をかけない
ようにして建て増しした。
外から見ればほんとうにバラック小屋。(Iさん、スイマセンm(_ _)m)
この時の私にはそんなことはどうでもいい。やっとパネル化ができる
ことが嬉しかった。
そして1ヶ月後に小屋に機械設備が納入され、
さあ、パネル化するぞお!
と、勢いよくスタートできるはずが。。。
すみません!この続きは次回ということで。
コメントを残す