北欧では工事中の現場にめぐり合うなんてことは殆んどなし。
移動中、何やら養生シートが外壁などにかかっていると
おおっ♪と期待するも、よく見りゃリフォーム現場ばかり。
私らは建築屋ですからね。やはり生の工事現場を見たいわけ^^;
ドライバーさんに頼んで探しましたよお。
そしたら脇道や農道みたいなとこまでいろいろ回ってもなかなか当たらない。
そうこうしているうちに夕方前で薄暗くなる。
ドイツのドライバーさんて時間にはきびしいですからね。
「もう少しここら辺を回ってみて、なかったら諦めて下さい」と言われ、
もう無理かな。。と諦めかけたとき、
広い畑越しの向こうに見えるのって・・・
もしや工事現場では!?
少し薄暗くて見えにくかったが、「これが最後」と車を移動すると
ありましたよぉ♪
工事途中の現場が4軒ほど。
そこは10区画ほどの分譲地でした。
これは、
セラミックブロック造り(組積造)の住宅
この建物は小屋裏3階で地下室もあり。
もう夕方のためか作業者はどの現場にも居そうにない。
それじゃあ、じっくり現場を観察すんべかなと思い、
この工事現場に近づいていくと
(写真の囲いは手前だけ)
「許可なく中に入っちゃ、ダメ!」
とドライバーさんに注意された。。
どうやらドイツでは不審者とみて警察にすぐ通報するんだとか。。
外からなら、近づいて観るのはまあまあいい?らしい。
これだけオープンなら、
外からでも大方のポイントは観れるからほとんど問題なし。
工事現場って、施工法の宝庫ですからね。
私たちが工事現場で観るのは使っている素材はもちろんですが、
一番興味を持って見るのが、「納まり」ってヤツ。
窓回りをどのような施工法で納めるのか・・・
壁と基礎の取り合いは・・・
地下の防水の納め方は・・・
等々。
素材を活かすとか活かせないとかって、
この施工法にかかっていますからね。
料理で言えば、秘伝の味のようなものかな^^;
こんな感じで
・展示場のようなおいしい盛り付け方を観る。(デザイン)
・メッセという市場で様々な素材・新素材という食材を観る。(素材)
・工事現場ではおいしい調理法のヒントをそこに観る。(施工法)
この三点がかみ合うと、家はもっともっと良くなっていく!
なんてのが、私の住宅視察法なんです。
岩手の注文住宅にも活かしていきたいですね。
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