できている

子どもの頃、
お前はなぜ本気でやらないんだ!やればできるのに・・・
と先生はよく励ましてくれたものです。

不思議なものでその瞬間だけ?
オレってやればできるんだぁ、
と思うも、でも結局やらなかった^^;

自分がおとなになり今度は自分が子どもに、
お前はやればできるんだぞ!と言ってみる。
でも、結局子どもはやらなかった。

親も親なら子も子なのだ。

試験だって、
一年もの間、早弁して机に突っ伏して寝てたら、
そりゃあ、一夜漬けなど何の効果もない。
どころか、一夜で何をやればいいかさえわからない。

勘がいい人や地道な人、それ相応のレベルを維持している
人に敵うはずなどなかった。

社会人になり、先輩から仕事を任される。
できるか?と聞かれりゃ持ち前の体育会系の返事で
はい、できます!反射的に応え、
カタチはできたものの大半が修正だらけでやり直し。
結局はできなかったのだ。

先輩が言う。
「できます」と「できている」人の違いがわかるか?
既にその仕事をできる能力を有している人と、
できていないのに「やればできますよ」という奴の能力には
天と地ほどの開きがあるんだぞ。
お前がこれまでできているレベルがお前の今の能力。
できてもない奴が「やればできる」はできないと同じ!
失敗の許せない仕事なら、
できてないお前に誰も頼めるわけないのよ。
わかるか!

ハイ。。

下を俯いたまま、子どもの頃先生に言われたのを思い出しながら、
「やればできる」には続きがあったことを思い知る。

振り返ればいろんな人に教わってきた。

家づくりも同じ。
掃除のしかた一つ、設計寸法の取り方一つ、
現場に違和感無く落とし込むまでに数ヶ月かかった。
一日フレーミングなんて一年以上かかったかな^^
実際、作業しない者の声だけでは現場にも家にも届かない。
なぜ?と言う動機、それが「できている」というレベルの意義。
そんなことを現場が納得できて初めて家に落とし込まれる。

ありがたいことに今は、
施工や現場を、こう変えたいんだけど・・・
そう投げかけただけで理解してもらえることが多くなったように思う。

新たな開発や改善がいつでもできるように、
いつでもできている、
現場まで届く阿吽の呼吸。

そんなレベルが維持される自己開発力にチームワーク、
それが夢ですね^^

岩手で暖かい家づくりができているハウスメーカーならこちら。

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