連日の塗り壁手法のレクチャーを受けての最終日。
お疲れ会に、打ってつけの店があるというので案内されたレストラン。
手すきガラスのゆらぐ視界が堪りません。
なんと、ローマ時代の遺跡のようなレストランだこと。
このワインボトルを収める穴っこって、どうやってつくるんだべか。
この石積みの圧倒的な存在感。
この粗削りな仕上げが、ザ・石って感じですよね。
ですが驚くなかれ、この石積みたち。
なんと、塗り壁でつくったんだとか。
誰がこんなことを可能にしてきたのだろうか。
そのまま再現するには大掛かりになってしまう石積み仕上げ。
それを何とか塗ることで再現しようとチャレンジしてきた人たちがいる。
材料に工夫を重ね、表現手法を研鑽にし積み重ねてきた職人たち。
これまでどれだけの年月と魂が重ねられてきたのか、
そんなシーンを想像しながら食事を摂った。
世界には、私たちが知らない歴史や技術ってどれだけあるのだろうか。
想像もできなくなってしまいます。
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