家の暖かさを支える北欧住宅の断熱レベル

北欧住宅の断熱レベルをどうしても特別な領域として見てしまいがちになる。
20年程前、初めての北欧で目にした断熱は今でいうQ1レベルだったろうか。

それが今の北欧では、

北欧住宅の断熱レベル1壁の断熱

10㎝程のウレタン断熱の二重の外張りも一つの選択肢となっている。
そして充填断熱。

北欧住宅の断熱レベル2高断熱な窓

 

ペアガラス×2重サッシでの4重ガラス。
これも、北欧では窓の選択肢の一つ。

4重ガラスタイプは、これが私の知る三つ目のタイプ。
他のタイプとは、
一つの建具に4枚のガラス。
もう一つは、一つの建具だけど3重ガラス+1重ガラスの組合せタイプ。

それぞれに、性能はもちろんだけど、
開閉の利便性や重量による機能性の違いなど、
メリットとデメリット使い分けていくことになるのだろう。

正直、この領域はまだまだ情報も知識も乏しい。

ただ、こういう領域の存在を知ることだけでも意味はある。
現在使用の三層ガラスは特別でもなんでもない!
そう思い続けるための動機付けになる。

そうじゃないと、普通でもいいかも?
周囲の当たり前に引き戻されそうになる。

でもうれしいことに、日本でもやっと、
各メーカー軒並み3重ガラスタイプを取り揃えてきましたよね。
北米や北欧との断熱レベルのジェネレーションギャップは10~20年かな。
それを埋めるのも私たちの仕事。

そのギャップを埋めるために、
世界を見て、在ることを知り、そしてその意味を学ぶ。
この期間は1年ないし2年。
ここまではほとんどリスクはない。

だけど、実現するためにいざモノを手にしようとすると、
いろんなリスクがざわめき出す。
正直、怖くなることなんてしょっちゅう。

そんなとき、思い描くようにしていることがある。
今家を建てる方たちが、住み続けて10年後20年後。
その時、周囲で新築される普通の断熱レベルがやっと並ぶ。
そうすると、不思議と乗り越える力が湧いてくる。

私たちの仕事って、
もしかしたら距離とか時間とか手間暇とかね、
それらと引き換えて
10年後や20年後の普通を今に届けてる?
ことなのかもしれませんね。

ところで、、、20年後って?

・・・ 私は現役でしょうか(笑

そういえば、昨日焼き鳥屋の大将が言っていました。

死ぬまで生きる!これすかないんだすべ。

こういうどなっす、

皆すて、「あだりまえだべ!」って笑うどもす。

ところが、そう簡単にできるもんでもねぇんだ。

どう生きたが!?なんだがら。

北欧のように温かい家を建てる岩手の高断熱な注文住宅ら。

 

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