家づくりの細かい部分は、全部任せるって、、、

建替えの100坪の家
私が建築途中の現場でチェックするのは納め。
見た目よくても、その部位の機能が損なわれたら意味はない
見え方と機能の両面で全体的なものと調和されているかみたいな部分でしょうか。
こちらの家は今納め作業の真っ只中。
ご家族の想い通りに、ぜひ仕上げたいものです。

夫婦でも親子でも好みや考え方は違う。
その相違を埋めるのって、細部の納めがそのつなぎ役を担っている。
少なくとも私自身は思っている。

そのために、
自分の会社のカラーを強く出していい場面もあれば、
ここは黒子に徹しなければという場面だってある。
そこで過去の経験や知恵を絞り出す。

そんなことを積み重ね、やっと完成を迎えた時の達成感。
これは何とも言い難い。
これは施主と私たちの宝物みたいなもの。

家づくりはこんな形での進め方がいい、
と私は思っている。

ところが今日。
どういう風な家を建ててもいい、全部任せるから。
そう言われてしまった。

全部任せるって、、、正直困る。。

どんな家がいいですか?とも聞けない。
聞いてもきっと、それも任せるからと返されるだろうし。。
なんか妙なプレッシャーを覚えてしまう。

PX-1の時もそうだった。
好きにやって頂いていいですから。
この言葉に何かのスイッチが入った。

今日のお話の家ではまだスイッチは入ってはいない。
家族のためのテーマさえ、まだ絞り込めていない。
すべてこれからだ。

私みたいな者には、
こういう知恵熱でなら、
眠れない夜があってもちょうど良いかもしれないですね。

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