日本の住宅寿命は30年ほどと言われているのに、
北欧で築200年~300年となる住宅街がある。

住宅街の路地の道路はピンコロの石畳で、車両によるわだちのある粗削りな雰囲気は、
個人的には妙に馴染んでそれほど別世界感はない。
各住戸への階段は厚い石を積んでいる。
左の棟の基礎部分を見れば石が基礎土台となっているのがわかる。
・・・
我が実家も石の上に乗っかっているけど・・・ こんなに立派な石ではない。
だけど、石が土台になっていることには親近感(笑
外壁は木の板張り。
右棟のように横に貼ったり、左棟のように縦に貼ったりした上に、
仕上げの塗装でまた各棟の個性を出す。
私には、窓の格子や窓トリムの幅やデザインも参考になるかな。

このタイプの窓トリムの仕掛けは初めてかも^^
右棟の縦貼りと横貼りの使い分けも参考に。

外壁より外側に出てしまう窓トリム、その上枠の上に水切りまで付いていて、
木製であることに対する住宅の耐久性に対する配慮が伺える。
200年以上も前に、ここまでやっていたのか・・・と尊敬。
そして格子がカーブって、、、当時だからかここまでやったのかなあ、
職人の心意気かもしれませんね。
200年前の日本の一般住宅ってどんなだんだ?
この時、ふと無知な自分に気付いた瞬間だったかも。

窓トリムにウィンドウヘッドの装飾。
これはアメリカの住宅っぽい。
奥の窓には日よけオーニング。
外壁の色目はバンクバーとかシアトルっぽいというか、個人的には好きな雰囲気。

路地を散策しながら、窓をメインに外壁の色とチューダーとの配色とかを参考にする。

これまた、窓周りにはひと手間も二手間もかかっています。

商店通り。
土台ラインは私のお気に入りカラー7016のような・・・(笑

外壁が板張りのため、ほぼ全窓に窓トリムが付く。
その目的は外壁板の収縮に対する防水機能だろうけど、
折角なのでそこにデザインをかけて楽しんでしまうところがすごい。
窓の交換時にもトリムは威力を発揮しますからね。
それにしても・・・
築200・300年だよね、
以前、ヨーロッパでは築100年や200年の間に4~5回は窓を取り換えると聞いたけど、
この期間に何回窓を交換したのだろう・・・
木製ですからね、
これまでに10回くらいは交換しているのかもしれません。
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