丈夫な身体をつくる住宅って・・

先日1号が、

エアコンの設定を変えてもいいですか?

言うので、

いいよ、お好きにどうぞ、

と返した。

後で気付いたのだけど、
そのお陰で体感温度を上げられたせいか、室温設定を2℃下げることができた。
1号が狙ってやったとは思わないが、結果は省エネになったことになる。

そんなことで今日は、この冬のために過去のおさらいをしてみようかと思います。

 

 

 

 

これは10年程前、ドイツで見た壁暖房・天井暖房用にテストした時のもの。
間仕切り壁に蓄熱材を入れ込み、これで暖められないかということで、
遊んでいたのですが・・・
3年後に、さあ、実際やってみるべってなった時には、なぜか製造中止に。
どうやら市場性が低かったからのようで。

これはパイピングの間隔の効率テスト。
こうしてみると歴然ですよね。

 

 

これは床暖房の温度が、床材によってどれだけ変化するのかを確認した時のもの。

当時狙ったのは、22~23℃。
今は20℃くらいを狙いたいところかな。

 

 

 

 

これは、事務所内の輻射温度低めの場所で仕事するスタッフの手の状態。
この状態から床暖房の輻射温度の高い住宅展示場に移動して仕事すること1時間、

 

指先まで血流がよくなったのが分かります。

お次は事務所で働く冷え性のスタッフの足。

 

 

 

 

常日頃、このように指先が冷えた状態でいつも仕事をしていたのが分かります。

同じく床暖房稼働中の当社の住宅展示場に移って仕事をしてもらうことに。

すると、

 

 

 

45分後にはこのように、健康優良児に早変わり。
温まった血流が体中を巡り、体の芯から暖められる様が想像できます。

お風呂にしっかり浸かって体の芯まで暖まった身体はそう簡単に冷めない、
のと同じかもしれません。

あるお医者さんのセミナーで、
病気にならない身体をつくりたいなら、お風呂に30分は入りなさい。
それを毎日続けていたら平熱が1℃位高くなる。
そうしたら、そう簡単に風邪など引かなくなるから。
という話を聴いたことがあります。

体温を芯から上げる。

身体が温かければ、室温は18℃だって16℃だっていい。
空気を暖めず身体を暖めればいい。

低体温の子どもたちが年々増えているらしい。

冬になると、しょっちゅう風邪を引いている人もいる。

そういう子たちも大人も、もし体温を上げることができたとしたら・・・

学校も仕事も、休まずに済む人が増えるかもしれない。

住宅の断熱性を高め、室内の表面温度(輻射温度)を上げ
芯から温め、体感温度を上げること、

これって、

住宅屋にとって大きなテーマの一つかもです。

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