いわて気候変動イベントとガラスボックスの記憶

二日間の見学会も無事終了。
たくさんのご来場をありがとうございました!
何より会場としてお貸し下さった施主様のご厚意に心から感謝!です。
ありがとうございました^^

昨日は強風でテントが飛ばされそうになり、早い時間にテントは畳まざるおえず、
そこに寒さも加わり見学会も大変な一日ではありましたが、
昨日は一日フレーミング作業の現場の方がもっと大変だったのではないかと・・

パネルでのフレーミング作業で、一番気がかりな状況は?と聞かれれば、
それは、「強風」と答えます。
冬なら、強風に雪が加わった吹雪でしょうか。

昨日の作業現場は、岩手県花巻市。

スタッフ皆が、「大丈夫かなあ、、」と心配してしまう日でした。

そんな状況でありながらも、午後4時過ぎ、フレーミング作業を無事終了の報告を受け、
スタッフ皆がほっとして、

みんな、ありがとう! お疲れ様でした!

と心の中で囁いたのではないでしょうか^^;

盛岡では完成住宅見学会、花巻市の現場では一日フレーミングによる上棟作業の中、
もう一つ別の場所、イオンモール盛岡にて、
岩手県主催の「いわて気候変動チャレンジフェスタというイベントが開催されていたのです。

このイベントの中に、「省エネ住宅」コーナーがありまして、
そこに参加?というか、展示のみさせてもらっておりました^^:

窓の違いを知るための、回転比較ボックス

写真の厳つい箱は、窓ガラスの断熱性能の違いを体感するための、回転する比較ボックス。

これは25年ほど前、
当時トリプルガラスサッシを輸入していたカナダのローエン社に依頼して、
作ってもらったものです。

一枚ガラス、ペアガラス、Low-ぺガラス、トリプルガラス、
1Low-Eトリプルガラス、2Low-Eトリプルガラス、2Low-Eアルゴンガス入トリプルガラス
の計6種類の窓ガラスの断熱性能を回転させ手を当てることで比較体験するものでした。

日本には、まだLow-Eガラスがなかった頃ですから、
カナダでこの比較ボックスを体験した時の私はえらく感動してしまい、
その勢いで、

これと同じものが欲しい!

となったわけです。

ローエン社とすれば、自社のために作ったもので売り物ではありませんし、
提供できる予備も持ち合わせているわけでもないので、
私からの申し出には渋い顔(笑

それでも、日本の、岩手の人たちに、同じ体験を共有したい!ので、

ぜひ、製作にかかる費用を見積もってくれ!と頼みこんでみると、

その後出てきた見積金額は、550米ドル

即、お願いし、次の輸入コンテナに入れてもらったのでした^^;
ちなみに、我が家に採用したのもこのサッシです。

それから何年かして、スペックが合わなくなり、
工場の倉庫奥深くに眠ること10年以上でしょうか。

そんなものがあったことさえ記憶から消えていたある日、
倉庫整理をしているスタッフから、

埃まみれの窓ガラスがはまった箱捨てていいですか?

と連絡が入り、

なんだっけ!? ??  それってもしかして・・・
今のガラススペック比較に使えるかも?

ちょっ、ちょっと待ったー! 捨てちゃダメだべ!

そんなことで10数年ぶりに、ボックスのガラスを入れ替え復活したのが4年前です。

スタッフの話によると、
イベント会場ではたくさんの子どもたちが触れて遊んでくれているらしいとのこと。
その話だけでもなにか嬉しい気持ちになってしまいます。

子どもたちの未来の地球環境に、

何かしらお役に立てたのなら嬉しい話ですね^^

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