家の外装色は、岩手だって夏を旨とすべし
家のつくりようは夏を旨とすべし
と昔はそう言われていたようですが、今はどこの家にも電気が引き込まれ、扇風機がありエアコンによる冷暖房もできる時代になっているので、現在は特に岩手の場合なら「家づくりは冬を旨とすべし」と、断熱をしっかりとしたものにする時代になっています。
ですが、家づくりにおいてまだ一部では「夏を旨とすべし」に通じる点はあるかもしれません。
それが家の外装色ではないかと。
注文住宅なら間取りや外観デザインづくりから始まり、その後屋根や外壁の素材を決め、そしてそれら素材の色を選ぶ作業に。当社ではご要望によっては窓をヨーロッパ色から選ぶという作業まであります。
一般的にこれらの作業ってほとんどが主観的なお好みによって絞り込まれているのですが、もしここに、客観的な意味を持たせるとしたら・・・
省エネとしての観点で考えてみると良いかもしれませんよ。
例えば、
当社の住宅展示場の夏の日差しを受けた状態ですと、
お昼過ぎくらいの時間は、こんな感じで日差しに照らされています。
方角的には正面がほぼ真南として見てください。
こうして一見する分には、家の外部の温度ってさほど変わらないように見えるし、普段気にすることもないのではないでしょうか。
この状態の住宅展示場を熱カメラでチェックすると・・・
住宅展示場の外壁温度 40℃以上
住宅展示場の屋根面温度 70℃
外壁に関していえば、西日の当たる西側外壁はもっと高温になってしまいます。
これらの温度は外気温としての影響ではなく、通気層内側にある断熱層に輻射熱として影響を与えることになります。
日射熱を吸収し、外装面温度を上昇させてしまう色があり、それとは逆に、日射熱を反射し外装面温度を抑制できる色があるのです。
じゃあ、どんな色を選べばいいのさって話になるのだけど、
そこで、ウェザーニュースの記事で、
を見てください。普段の生活にも参考になるのではないでしょうか^^
ここで私が
そ、そうなんだあ!
と意表を突かれた気分になったのが、緑系の色が他の色より温度が高めだったこと。
夏はもちろん白系がベスト、
白以外のものにするにしても、緑は避けるべし!かもしれませんね^^
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