憧れ続ければ、いつかは身近になる。

そろそろ芝生の目土の準備でもすとぐが!てことでホームセンターに足を運んだ先日のこと。

ついでに園芸コーナーを回っていると、ジャガイモの種イモがごっそり積んであり、

我が家の、

高断熱住宅で岩手の冬に野菜は作れるか?

の水耕栽培ももうそろそろ仕上げだし・・・

今年のここからはジャガイモもいいかもしんねえなあ。

と思いながら、目線を上げると・・・

アスパラガスか・・・
長芋の種芋にアスパラガスの株まで売っているのを初めて見つけた。

アスパラガスかあ、ずっと憧れだったけど・・・ 育てられんのがなあ?

スペインの五つ星レストランで味わったあのホワイトアスパラの味、

 これがアスパラ? これってもう野菜じゃないべ。

あの衝撃をずっと忘れられず。

スペインバルの梯子でホワイトアスパラ食べても

同じ味にはたどり着けなかったなあ、、

忘れられない味だけど、自分でアスパラ作れたらぺっこは近付けるかもなあ。

なんてなことを思い返していたらつい衝動買いしそうになったが、その場はじっと我慢。
その晩に、自分でできそうか無理そうかの確認のためにアスパラガスの育て方を検索。

すると・・・

 アスパラガス栽培キット!! それもホワイト?!!

4個セットで半額の6980円!!

これだべ!これ頼むべ。

何より、初心者でも失敗しない!てのがいい。

ところが・・・

よく見りゃ、3月30日までだった。。アウト。

でもオンラインショップを眺めると、キットもあるし、他にもホワイトアスパラガス自体も売ってるので、どれを頼もうか思案していて・・・

? ところでこちらの生産者さんてどちらなんだろう?と会社をチェックすると、

なんと、岩手県浄法寺!!

そこからつい、企業紹介やコラムの「ホワイトアスパラが生まれた背景」などのページを読み込んでしまった。

こうなると、海外でもねえ、遠く県外でもねえ、のに隣の農家にオンラインで頼む?
何年越しで恋焦がれたホワイトアスパラがすぐ隣にあるなら、行かずにはおれまいて。
という気分に。

それで先週電話を入れいくつかを予約したうえで、今日直に受け取りに行ったというわけ、

白い果実(1)
栽培キットの受け取りの際は、会長さんより土の大切さをレクチャー頂き、
そして採れたてホワイトアスパラと冷凍のアスパラを買わせてもらって会社に戻ると・・・

採れたてホワイトアスパラガス
冷凍アスパラガス
休日なれど出勤している何人かのスタッフにアスパラガスを見せながら、

 このホワイトアスパラガスはすげえんだぞ!

 岩手県の浄法寺でこんなすげえの作ってるってのが奇跡なんだから。

と説明するもリアクションが鈍い。

ならば食べねばわかるまいってことで、極上の冷凍アスパラの皮をむき、フライパンに乗せると・・・


この時点でここから発する香ばしい匂いに皆が反応し始めた。
(本当は一本丸ごと焼きたかったのですが、フライパンに入らないのでカット)

あとはオリーブオイルと塩で仕上げ。

 なにこれ、おいしー♪

 ジュワーッと甘味のある汁が口の中に広がるんですけど。これ、すごいね。

 汁が、汁が口からこぼれる~

そこで一号が、

 一本400円だからね、心して食べないとね。

  ほんとですか~、でもほんと美味しいですぅ。

そう、銀座の高級レストランの味だと思って食べてくれたら僕はうれしいかな。

この味を知ってしまったら・・・

いつかまた食べたい!と、きっと僕のように忘れられなくなり焦がれるようになるのだろうから(笑

けど、もう大丈夫!幸運にも岩手にあるからね。

白い果実パンフ
世界にはあるのは知ってるのに、岩手の人に届けられずにいたフォールディングドアも、恋焦がれていると何年か経て手に入れられるきっかけをつかみ、今ではそれが身近で当たり前なものになったけど、今日のホワイトアスパラとの出会いはあの時のワクワクした気分に似ているような・・・今夜はいつもに増してうまいホッピーになりそう。

海外に出たり都会に出たりして功を成す人は多いけど、

岩手にいながらにして、日本や世界を唸らせてしまうその情熱がすごい。

そんな馬場園芸さんとの出会いに、感謝。

2 件のコメント

  • ホワイトアスパラ⁈岩手で⁈
    ドイツは、バターたっぷりで焼くのが主流のようでした。
    知り合いのドイツ人奥さんのお父さんが作るホワイトアスパラ、絶品でした。上手くないと、苦味が残るんですよね。良い情報、ありがとうございます。

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