施主さんが参考にとくれたドイツの住宅雑誌がある。
今日の昼休憩に目の保養にと一枚一枚めくっていくと・・・
・・!??
視線が留まったのは小さい簡単な施工イラストだった。
なんか昔にやったことのある暖房スペックに近いイメージ。
翻訳レンズで念のため概要をチェックすると多少手法の違いはあるものの、発想的には同じ。
・・・
このドイツの住宅雑誌って、1990年。もう33年も前にドイツでは既に考えられていたってこと?
自分より5年程早い。当時アメリカ住宅に向いて仕事してたから、、、これがもし当時からドイツの住宅雑誌を読んでいたらもう5年は早くできたかもしれないわけだ。
そしてもう一つの !? が視界に。
よくわかり難いけど確認にまたしても翻訳レンズでチェックしてみたら予想通り。
自分にとっての今の旬がまさにそこにあった。
33年前には既にドイツの住宅に存在し実践されていたものが自分にとっては今が旬?てなんとも・・・この出遅れ感は半端ない。
日本の住宅は欧米の住宅から20年や30年遅れていることは知っていたつもりでも・・・まさか自分の発想も30年以上遅れていたなんてね、爆笑ものでしょ。(笑
現在の高断熱住宅のノウハウはその殆どをドイツを中心に、ほか北欧の住宅から学んだものだから。
ドイツの高断熱住宅から学んだもの
①外張り断熱の凄さ
ドイツの30㎝はある外積み断熱に北欧の20㎝はある外張り断熱手法
②高断熱サッシ自体の持つ細部までの性能の凄さ
日本では現在樹脂スペーサーがせいぜいだけどそれを上回る日本で使われることのないガラススペーサー
サッシ枠の断熱性能を上げるための6層構造に中間のガスケットを重視する窓枠スペック
③精密なサッシの断熱性能シュミレーションソフト
これが無償で扱えるってことが凄い。
④40年前後で窓を交換することを容易にする部材と施工方法
サッシの耐久性を維持するためのメンテ用品などの存在も。
⑤ドレーキップ窓であることの意味
開閉と防犯に省エネ性にあるゆる面で総合的に優れていると言えるのではないかと。
⑥窓周囲のヒートブリッジψinstall値とその対策が重視されていること。
ドイツはこの熱損失が数値化されていたお陰でこの対策の重要性に気付けたのは大きい。
と、ドイツや北欧の住宅からこれだけ教えられてきても
わが発想はドイツから30年遅れてるって、、ね。
我が身に慰めていうなら、
80年前のドイツでは既にトリプルガラスの木製サッシが存在していたのだから、
30年くらい遅れるくらい当たり前だべ!
これからもっと岩手の高断熱住宅のために精進せよ!ってことかと(笑
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