フェノール断熱材と塗り壁の禁断の相性テスト

7月14日断熱材との相性試験体の画像

昨年の11月、禁じられた遊びをやってみようか!てことで仕込んでいた8つの試験体。ちょうど1か月前に、そろそろ剥がしテストをしてみようかと手をかけてみたものの、え?て程のメリメリという剥がし音にビビってしまいました(笑

そこで、こりゃ、動画で残して置いたほうが良さそうだなってことでその場は思いとどまり、やっと昨日剥がし試験を決行することにしたのです。

塗ってはいけない断熱材と塗り壁の相性テスト

昨年作り置きしてた試験体は大きくはカット面と不織布面とに分け、その二つに塗りパターンの組み合わせ4種類として計8つを用意。7月14日断熱材との相性試験体の画像

上4つが断熱材カット面の試験体、下4枚が不織布面の試験体。
昨日この8つの剥がし試験を行ったのです。

塗ってはいけないものを敢えて塗ってみた結果:切り口編

試験体製作してくれたスタッフにお願いし、ゆっくりと剥がしてもらいます。

環境が許されるなら、ぜひ音を聴いてみてください。

これがカット面に直に塗った時の剥がれかたで意外と軽く剥がれます。

そして、断熱材の平面(不織布面)を剥がしてみると、

塗ってはいけないものを塗ってみた結果:不織布面編

ダメだと言われるものも敢えてやってみるものですね。

ここでスタッフから、「剥・が・れない!」という言葉が。
その剥がれ難さの要因はどうやら断熱面に貼られている不織布のようです。フェノール断熱材に直に触れる塗り壁材より、不織布を介した方が密着力はありそうなのです。

また、これら以外に用意された候補素材の組み合わせでの可能性も見えてきました。ところがです、ここでいろいろ遊んでいると、新たに確認したい項目が浮かんで来てしまったのです。そこで、断熱材に直に塗ることはここまでです。不織布面だけに絞ることとし、新たに試験体を8つ製作することにしました。

降り下げたつもりが、なぜかやること押し拡げてしまったようで・・ゴールはいつになるやら(笑

この断熱材以外に、短期用経過観察試験体と数年用試験体が二つ。
住宅に使われるものですからね、単体では耐久性や持久性能が認められてたとしても、複合的な素材の組み合わせとなれば、その組み合わを考える人間本人が確認してみるしかありません。

昔はメーカーの受け売りそのままに採用したものですが、そのおかげで痛い思いをしましたから。
自分で確認できることは可能な限り試してみる!その上で判断すればいい。そんな癖が身についてしまったようです。これが時間がかかってばかりで良いのか悪いのかわかりませんけどね、

でも今回の結果で、可能性が大きく開かれたことは確かです。最短であと半年、その頃には方向性をはっきりできるかもしれません。

 

 

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