断熱の高さが、窓の奥行きには出る|北上市 無暖房の家シリーズ完成見学会

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断熱材は、家が完成したら見えなくなります。
壁の中に入って、石膏ボードと塗り壁でふさがれる、そしたら見えなくなってしまう。でも外から見て、一か所だけ、厚みを隠しきれない場所がある。それが窓。

今週末、北上市で無暖房の家シリーズの完成見学会を開催します。大共ホームの仕様のなかで、いちばん断熱を厚くしたシリーズ。今日現地で、その窓まわりに、メジャーを当ててみました。

断熱の厚さは、どこを見ればわかる?

家の説明や打ち合わせで「断熱材の厚さは〇〇mmです」と言われても、ピンとこない方が多いと思います。カタログの断面図はきれいな線で描かれていて、どの会社の図も似たように見える。単純に見ただけでは、比べようがないんですよね。

岩手の冬を知っている人ほど、気になるのは数字より体感ではないでしょうか。1月の朝、窓際に座ったとき足元がスッと冷えるかどうか。カーテンを開けたら、ガラスの下に水がたまっていないかどうか。

正直にいうと、図面の数字とその体感を結びつけるのは、建てる側の私たちでも簡単じゃありません。だから見学会では、手で触れて、目で測れるところを見てほしいと思っています。

窓の奥行きで何がわかる?

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室内側から、ドイツ製樹脂サッシのドレーキップ窓を見たところです。窓のの向こうに、白い外壁の側面が見えます。サッシの内側にも壁の側面が見えます。サッシを挟んだこの奥行きが、ほぼそのままの壁の厚みです。

サッシのフレーム自体は83mmあります。そのサッシを含んだ、壁の総厚さは30cm。なんか、太いはずのドイツサッシが細く見えてしまいます。

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ハンドル越しに見ると、窓台の奥行きもよくわかります。外側の窓下水切りの奥行なら、鉢植えやプランターも置くことができます。

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この写真は、同じ窓を外側から測ったものです。フレームの端から外壁の角まで、メジャーで約14cm。窓は一般的な半外付けサッシのように、壁の外側に貼りついているわけではなく、厚い壁のなかほどに据えてあります。
このサッシの位置が、断熱性能を損なわない理想の取り付け位置になります。

壁からサッシまでの奥行きに、何が隠れている?

外から見えるあの奥行きの裏に、うち独自の施工がいくつか入っています。
ひとつは外張り断熱。構造柱の外側に、断熱性能の高いフェノールフォームを10cm張っています。

外張りが10cmあって、その外に通気層と外壁材と漆喰塗りがつく。この構造だと、断熱材と外壁材が垂れ下がらないように、階ごとに10cm角の受け材を入れるのが普通です。メーカーの施工マニュアルにもそう書いてあります。

ただ、その受け材が断熱層を途切れる形になると、その受け材が熱の通り道(ヒートブリッジ)になる。熱橋を減らすために外張りをしているのに、そこに熱橋をつくるのは避けたい。そこで強度試験をして確かめたうえで、受け材を省く当社独自の施工にしています。

断熱材の張り方にもひと手間あります。100mmを1枚で張ることもできますが、あえて50mmを2層にして、継ぎ目の位置をずらしています。継ぎ目が一直線に外まで通らないので、年数がたって材料が動いても隙間になりにくいのです。

もうひとつは窓まわり。特許を持つ自社工法のψinstall(プサイ・インストール)対策施工で、外張り断熱層をサッシ枠の半分まで被せ、フレームの外周も断熱材で包んでいます。窓と壁のつなぎ目から逃げる熱を抑えるための納まりです。

見学会では、次の3つを見てみてください。
• 窓台の奥行き。手のひらを置いて、どれくらい余るか
• サッシ枠の温度。指で触って、壁の白い部分と比べる
• 窓を開けたときの、障子の厚みと壁の厚みの差

これ、よその家を見に行くときにもそのまま使えます。

初期「無暖房の家」シリーズは、壁厚32㎝

無暖房の家シリーズが始まって、もう15年ほどになります。初期モデルは、
室内側から、
内断熱50mm+充填断熱充填断熱140㎝+外張り断熱50mm
さらに、内断熱の内側には、遮熱総+室内側通気層まで。
外壁の総厚さで32㎝ありました。

それが今の形になったのは、思想である外張り断熱層を厚くしてもヒートブリッジを作らずに施工できる術を得たからにほかなりません。
実際に見ていただくと、写真以上に壁の厚さを感じることができるのではないでしょうか。

見学会では何が見られる?

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窓に当社が自社で製作しているドレーキップ窓用スクリーンの付いたドイツサッシが据えられたカウンター越しに眺めるLDKスペースです。冬に窓際に座っても、このスクリーンが空気を固定してくれるので、冷気が下りてくることもありません。

今日の北上は、一番の冷え込みでした。寒さも一段強くなってきたようです。窓辺の冷え方を確かめるには、ちょうどいい時期です。
• 日時は10月31日(土)と11月1日(日)、10:00〜16:00 
• 場所は北上市鬼柳町。
岩手県北上市の「無暖房の家」シリーズ詳しい案内はこちら。

受け材なしで外壁をどう支えているか、サッシ枠に断熱層がどう被さっているかは、現地で断面サンプルを見ながら説明します。見学だけでも大丈夫です。メジャーを持ってきて、ご自分で測ってもらってもかまいません。

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