写真整理してたら、ほんと懐かしくなってなあ。
あの屋上からの眺めは最高だったにゃあ、
また行きたいなあ、思ってさあ。
と、LINEにてM師匠が送ってくれた写真たち。
おっと~、ほんと懐かしい♪♪
観光に行ったわけじゃない、
ヨーロッパにしかない工作機械選定のために訪問したメーカー二社の工場があった場所がたまたま観光地だったというだけなんだけど・・
それにしても、予想以上の視界だったかな^^
この日は予備日で予定はなく、スタッフらはお土産を買いに出かけた。
M師匠と私は買い物には興味もないし、オッサン二人でどうしましょうか?
共用バルコニーで話していると、すぐ隣に巾60㎝ほどの小さな階段があったので上ってみると、湾が一望できる屋上?屋根?だった。
私たちの居る場所もそれなりに高い場所なのに、こうして見ても客船の方が高い(笑
空港までの移動で始めて乗った水上タクシーからの動画もあり、忘れていた記憶が・・鮮明に思い出されてきた。
そして、オーストリア。
ここは訪問したメーカーの敷地内。
敷地内を川が流れているってのもびっくりですが、旧工場だという200年位の建物を残しているってのも凄いと感じた。
ランチしたこの山のレストランからの眺望も最高!だったよね、確かに。
そんな視界たちに、今回のミッションをつい忘れそうになってしまいそうになるが、
それはそれ、当社の核心技術として確立するために、どちらのメーカーが良いのかを決断しなければならない。
帰国してから意見をまとめると、意見は二分した。
イタリアのメーカーは、資材とセットで供給することで製造ノウハウも同時に得られるようにしくみ化されているので、全くのゼロから立ち上げる私たちにとって不安は減るので願ったりだと思えた。
オーストリアのメーカーは材料の供給はないが、2,3社紹介できると言うが・・・不安はつきまとう。材料のことがなければイタリアより安価な機種もあれば高価な機種もあるので選択域は広い。
私の気持ちの中では、材料の問題をクリアできるならオーストリアだった。
なぜかというと、イタリアのメーカーは担当マネージャーが機械の仕組みと機能を説明したのに対し、オーストリアのメーカーは社長自らが現在までの試みやこれからできるかもしれない領域の可能性を語ったこと。そして本業が鍛冶屋だという職人魂的なところもうちの会社の肌に合うような気がした。
それにもう一つ付け加えると、断片的にしか見てないのだけど・・・
製造スタッフの動きというか集中度ならオーストリアの方が断然良い印象だった。
販売と製造ノウハウの高いイタリアと、職人気質だけど可能性を感じさせてくれるオーストラリアのどちらを選択するかだ。
それから数か月、材料の問題をクリアできそうだったので、立ち上げに多少のリスクはあるかもしれないことを覚悟した上で、結果オーストリアに決めた。
そして機種の選定へ。
当初はまったく経験もないものなので、スターターキット的に安価な機種で良いと考えていたのだが・・・機能性や作業性、メンテの容易さなどをチェックしていくと、そりゃ高い方がいいに決まっている。ただ、価格は2倍になるのだ。
ここで、安物買いの銭失いを何度も経験してきた私が悩んだポイントは、
機械の値段をケチってノウハウを身に付けられなかったら機械はタダの鉄くずに。。
そして、あの時機械をケチったからだ・・・と後悔する。
のと、
一番良いものを選択してノウハウを自社内に持てるならそれで良し。
万が一失敗したとしても・・・機械のせいではない、自分たちの能力不足だったと諦めもつくしスッキリするべ。
そんな判断から、結局一番高い機種を選定した。
今現在、この時の決断は正解だったかと。
人は誰でも想定以上の金額を目の前にすると、視界は狭くなり、目的は何だったのかを見失いがちになるのかもしれません。
世界をありのままに観れる・・・そんな人間になりたい。
M師匠、ありがとうございました!^^
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